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ガーラタウン~青森で不幸に産み落とされたSC~ [SC]

今回は青森のガーラタウンを取り上げます。
臨店は2018年7月10日(火)11:30頃です。
平日の昼前と言うこともあり、お客さんはこんなもんでしょうという感じでした。

こちら正式名称は「ガーラタウン・青森ウェストモール」となっています。
青森市東部に位置し地元で言う「東バイ」沿いにあります。
元々こちらは亀屋ミナミチェーンが社運をかけて開発したSCでしたが、
あっけなく敗れわずか1年で閉店、亀屋も潰れてしまいました。
しばらくメインが空き店舗、一部大型テナントのみ営業だったんですよね。

このSCはメインの建屋の脇にウイングを伸ばしたように大型テナントを
配する独特の形となっています。
また駐車場が公道によって細分化していて、ちょっと使いづらいSCです。
まぁ足下商圏が薄い上に使い勝手が悪い駐車場もあって、
イマイチ客足が伸びなかったんでしょうねぇ。
それ以前に過大投資だったと言うことにつきますが・・・

さてさて、そんな話はさておき、現在のSCです。
その後、むつを地盤とするマエダがキーテナントとして出店しました。
メインの建屋1階の食品売場と2階の衣料品をマエダが営業しています。
マエダは今はSMのイメージですが、
むつでは百貨店を名乗っていましたから(今は本店ですね)衣料品も対応できる訳で。

で、こちらは全てハンガー陳列となっていました。
もう、ユニクロとイオンとヨーカドーくらいしか棚陳はしないんですかね。
ハンガー陳列がかなり普及しているなと実感しました。
また、アウターからインナー、ナイティ、帽子、鞄とフルライン。
お値段と品揃えはそれなりですがワンストップは成り立ちます。
価格帯も抑えめで妥当なラインでしょうね。
問題はどれだけ売上を取れているかですが、
もう20年近く営業していますので赤字ではないということでしょうか。

1階の食品はごくごく普通のSMです。
目立ったのはベーカリーが惣菜売場と一体化していることでしょうか。
インストアのベーカリーが、主通路奥の平台と壁面ケースに展開されています。
弁当や惣菜と並んで売っている様は滅多に見ないですが、
これはこれでありなんじゃないかと感じました。
ベーカリーって別レジだったりしてちょっと敷居がありますよね。
食事の選択肢として惣菜、弁当、パンが並んでいるのはいいと思います。
あと、主通路にドヤドヤとものがないのが好感でした。
ここの前にイオンを見たからかも知れませんが、
あちらは売上は全てを癒すとばかりにどーーーんと積んでましたが、
こちらは適正在庫といった感じ。
まぁそんなに平日に爆発するような店舗ではないんでしょうね。
在庫コントロールに注意している感じでした。

その分、主通路奥の角2個所はアイランドを多用してボリュームをだし、
売り場にメリハリが出ていました。
中通路に向けて徐々に売場に高さを出していく感じなんですね。
上手く文章では説明できませんが、売場がすり鉢状のような印象を受け、
狭すぎず広すぎずという印象を持ちました。

ここ!という特徴はない食品売場ですが、
他で見たこともないような不思議な売場でした。
そうそう、レジは昼前と言うこともあり3台のチェッカーに10台のセルフレジと
(スキャンをするのは従業員、会計はセルフという形ですね)
完全に従業員がキャッシュを触らない形を取っていました。
やれば出来るんですね。他社も真似していいと思います。
トラブったらサービスカウンターにお任せと言うことで。
そして昼過ぎたら一気にレジが空いてましたから、
昼のピークタイムを3人で回せるというのは貴重です。

さて、こちらは他にもテナントが入っています。
トイザらス、スポーツデポ、西松屋、はるやま、コロナワールドが別棟であります。
もうおなじみなので説明の必要はありませんね。
ここに北海道の雑貨・家具ショップのスイートデコレーションもあります。
で、メインの建屋にはモンベル、anyfam、Hushush、ABCマート、
セリア、Mac-house、honeys、未来屋書店、asbee、ダイソーなどの
ナショナルチェーンに地元の店舗も入っています。
1階にセリア、2階にダイソーと100均が入っているのも珍しいですし、
イオン系のasbeeと未来屋書店が入っているのも意外です。
資本関係にとらわれることなくそろっていて、
意外と楽しめるラインナップでした。
個人的にはモンベルがアウトレットコーナーもあって良かったですね。

一時はどうなるかと心配されたSCですが、どっこい頑張っています。
元気のない一部イオンモールよりもテナントラインナップは強力だと思いますし。
青森に行かれたらぜひ覗いてみてください。
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サンロード青森~青森市にあるSCの代名詞~ [SC]

今回はサンロード青森を取り上げます。
臨店は2018年7月10日(火)10:30頃です。
青森といえば「サンロード」、その知名度は抜群です。
昔でいえば、ザ・ビデオ屋のCMでもおなじみですね(青森県限定)。

こちらはイオンをキーテナントとしたSCです。
昔は当時のジャスコがここで100億売った時代もあったはず。
開店当初は青森市郊外だったのが、
いつの間にか都市に飲み込まれてしまったSCです。
イオンがモールを手にかける遙か以前から存在したSCで、
しかも地元資本の協同組合運営という変わり種。
その先見の明が、未だに隆盛を誇っていることにつながっていそうです。

で、ここはSCの周りをぐるっとほどほどのサイズの駐車場が取り囲み、
屋上駐車場と後付けの立体駐車場を構えています。
建屋前面に巨大な駐車場を構えるよりも、
結果的にアプローチがしやすくなっている結果オーライのはいちですね。
ですから、ここは各人の好みの駐車場がわかれます。
逆に、初心者には難しい駐車場になっていると思いますね。
まぁメインの南駐車場を使うのがいいんでしょうけど。

さて、建物はもうかなり古いです。
イオンと赤ちゃん本舗が両サイドを占め、
その間をモールでつなぐ疑似2核1モール形式です。
20年くらい前に増床して屋内遊園地を導入しましたが、
そこは店舗スペースと映画館になってます。
なのでそこ部分がモールから出っ張った形になっています。
ただ、定期的にリニューアルしていますので、
モールは古くささをさほど感じません。
手を入れていないコート部分は若干の古さを感じますが。

テナントですが、基本地場資本の店舗です。
アパレルと雑貨がメインですが、宝飾もあれば、
成田本店(書籍)もありますし郵便局もあったり、
その他ペット、保険、呉服、美容室などなど、
実はワンストップショッピングが可能です。
全国チェーンのイオン、赤ちゃん本舗、ダイソー、
コムサイズム、3カン4シオン、カリン、タカキューといった
テナントと上手くミックスしています。
そして3階にはレストラン街、4階には医療機関が入り、
まさに何でもありなんですね。
古いけどワンストップ、雪国においては最強なのかもしれません。

個々の店舗は触れずにいきたいところですが、
イオンだけ取り上げたいと思います。
いまだイオンスタイルに改装されていませんが、
食品売場は強力ですね。火曜市をやっていた影響もあるでしょうが、
10時半にレジが10台開いてしかも列ができているのは驚きです。
売場通路はカートですれ違える程度しかありませんが、
そこに1800ミリの陳列棚で中売場をうめ、
主通路はワゴンとカートトラックをずらっと並べる圧巻ぶり。
そりゃレジ10台開けますわな。あの活気を久しぶりに見ました。
売場もここ15年くらい改装してないんじゃないですかね。
それでも活気があって「古さ」を感じませんでした。
まぁもともとここは食品がでかいのでなおさらですけど。
あと1階にはHBCがありますがあえて触れません(笑)。

2階は衣料と住余ゾーンです。
ここは、30年前の「ジャスコ」がそのまま残ってました。
タイムスリップできますね。お客はそれなりにいました。
テナントなのでなかなかイオンスタイルにできない、
というか客層が合わないかと思います。
しかし、現状フルラインを保っているので、
ヨーカドー対策を考えるとラインナップを絞る訳にもいかず、
ジレンマを感じますね。
ちょっと2階をどうするのか、今後の注目点です。
さすがにこのままというわけにはいかないでしょうし。

と、いうわけで、ここは見てもらうのが1番のSCだと思います。
そして、立地って大事だなぁ~と実感してもらえる場所だと思います。
ねぶた祭とセットで是非お出かけください!
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秋田オーパ~地方都市でのファッションビルのモデルとなれるか~ [SC]

秋田オーパを覗いてきました。
臨店は2017年11月23日(木・祝)15:00頃です。
あいにくの曇り空、いまにも雪が降りそうな天気でしたが、
開店1ヶ月近く経っていますがなかなかの入店客数でした。

こちらはもともとジャスコ秋田店として開業、
その後パレドゥ、フォーラス秋田へ業態転換、
そして今年オーパへリニューアルした物件です。
イオンが賃貸だけど頑張って営業を続けてる物件ですね。
ちょっと珍しい物件ではあります。

さて、今回ビルの耐震補強もあわせ改修に入り、
フォーラスからオーパへリブランドしての出店になりました。
オーパもカラフルな青・黄・赤色ロゴのオーパではなく、
モノトーンのオーパですね。
その影響というわけではないのでしょうが、
ショップの価格帯は上がってしまった感じがします。
フォーラス時代は赤文字系ファッション誌の世代だったのが、
もう一つ二つ上がってキャリア向けというかお嬢様的というか、
まぁ傾向がガラッと変わってしまったような印象を受けました。
また、来店客は多いのですがショッピングバッグを
持っている人が少なく、売上的には厳しそうな感じでした。
ただ、雰囲気は都会的ですよね。
1階は前面ガラス張りで木材もふんだんに使われてかなりオシャレ。
また、照明も明るくなってディスプレイも映えるいい照明でした。
そしてトイレも明るくなっていい感じ。ここのポイントは高いでしょう!

1階はローリーズファームやインデックスという強力なコアが抜けて、
ウサギオンラインストア、マルシェドクリアインプレッションなど、
ちょっと毛並みが違う面々が並んでいます。
人はいるけどショップで見ている人が少なかったですね。
また、コスメキッチンマーケットが入り、
ここは1階でも賑わってた方かと思います。
まぁ一番賑わっていたのは期間限定ショップの
コトモノマルシェ(雑貨)だったんですけど・・・

2階はマウジー、ダブルクローゼット、ピーチジョンなど、
より名前が売れて手頃なショップが入っています。
マリークワントもありましたね。ちょっと意外性のあるフロアでした。
1階よりもお客さんも入っていましたし、
購入していた客も多めでした。
このフロアくらいから秋田の客層にあってきたかな、という感じですね。

で、3階は実はメインフロアだと個人的に思いました。
何故かスイーツパラダイスという食べ放題の店に大行列。
ビレッジバンガード、シールプリント機が並ぶエグナム(アミューズメント)、
マイルピアとスイートアズのドレス系のショップなどが並んでいますが、
一番客で賑わってましたね。
プリクラ撮って、スイーツ食べて、カワイイ洋服を見て、オモシロ雑貨を
眺めていたらあっという間に2,3時間といったところでしょうか。
これといったメインのショップがある感じはしませんが、
かなり賑わっていました。この賑わいが続いて欲しいでしょうね。

4階はメンズフロア。
メンズビギ、フラッグス、シュリセルなどは前と一緒でしょうか?
良く覚えていませんが、そんなに入れ替わった感じがしませんでしたねぇ・・・
メンズフロアは何とか1フロア維持した、そんな感じでしょうか。
むしろアウトドアブランドでも入れた方がいいんじゃないかと思いますがね。

6階はジュンク堂書店。
もう安定です。レイアウトもほぼ一緒、
改装したといっても一部空調まわりをいじっただけのような感じ。

そして地下1階はタワーレコード、キロストア、ショップファムなど、
以前のフォーラス感たっぷりのフロアでした。
あのゴチャゴチャ感といいますが、仙台駅前のEbeans見たいなというか。
活気は一番あったように思います。
地下でしぶとく頑張ってくれそうなフロアでした。

で、飛ばした5階と7階は、ハッキリ言って取りあえずでしたね。
什器もキャスター付きの移動型で天井や壁面も自ブランドの装飾ではありません。
スポーツオーソリティは期間限定を宣言していますし、
candoもいつでも抜けられますという感じがありあり。
遊びパークも売上が落ちたらすぐ抜けそう。
マブチは他のフロアへの移転でも考えているのかな?
そんな感じでした。ちょっと流動的要素が多いですね。
8階のオープンがずれたのもありますし、
上階は不穏な空気を感じました。

何はともあれ、開業効果が1ヶ月経ってもあるのに驚きました。
最近の新店は(地方だと特にそうですが)1週間もすると開業効果が落ちて、
お客さんも落ち着くものですがかなりの賑わいでした。
それだけお客さんの期待は高いということでしょう。
しかしながら、買い上げ率はかなり低い状況でした。
年配の来店客も多く、フリーWi-Fiには結構な人だかり。
しかしショップに入っている人が少ないというのは、
開業効果が落ち着いて来店客が本来の顧客層になれば落ち着くのか、
このまま客が付かず離れて行ってしまうのか、
来年の春先あたりには明らかになりそうです。

個人的にはまだまだ「仮」状態の上階を使って
ショップの幅を広げた方がいいと思いますけど。
OPAのイメージにとらわれすぎて、
いろいろミスマッチしてるんじゃないかと思います。
まぁ私の予想が外れることを祈ります。
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イオンモール名取(2017年秋版)~宮城県イオンシリーズ・その1~ [SC]

今回から東日本大震災で被災した宮城県のイオンをシリーズで取り上げます。
たまたま行った店舗が被災していたんですけど・・・
まずはイオンモール名取から。
臨店は2017年9月29日(金)13:00頃です。

ここは東日本大震災で津波の被害は逃れたものの、
天井の落下など建物被害がでたようでしばらく休業していました。
イオンモールとしては最大の被害を受けた店舗になります。
津波被害がなくても、設備面の復旧って大変なんですね。
6月末まで全面営業再開がずれ込んだようですので。
まぁあの頃は物流面での混乱が続いていたのでその影響もあるでしょうけど。

以前、開店間もない頃「ダイヤモンドシティ エアリ」時代に
臨店したことがありまして、その頃は三越がありました。
しかし三越はたった2年で撤退、その後イオンモールへの転換、
東日本大震災の被災と数奇な運命をたどっているモールです。

さて、臨店は平日の金曜昼過ぎでしたが、なかなかのお客さんの入り具合。
各フロアにまんべんなくいましたし、
イオンの2階衣料品フロアや3階のキッズ・住余売り場にも
それなりに人が入っていましたので集客力はさすがです。
仙台からもそんなに遠くありませんし、子育て世代が多く見られた印象です。
母親と子供がベビーカーに乗って、という感じですね。
まぁ客単価がどうなっているかはわかりませんが、
人出を見る限りでは売り上げはそこそこ取れていると思います。

先に書いたように、元々はジャスコと三越の2核1モールでした。
三越が抜けたところは1階がFLAXUS、2階がコジマ×ビックカメラ、
3階がダイソー、イオンホール、ピアハートキッズランド(屋内遊園地)になっています。
ピアハートキッズランドは体を動かすタイプの屋内遊園地で、
屋内で体を動かすというトレンドは確実に生まれつつあると思います。
モールのターゲットにも合いますし、
実は意外と上手くいっているテナントだと思います。

FLAXUSはさすがの売り場で百貨店的なというか、
ファッションビル的なというか凝った作りで買い物が楽しそう。
うふふガールズみたいな感じですかね。
イオンのためにワールドが開発した何でもありのショップが、
今後化けるんじゃないかなと個人的には期待しています。
イオンモールが都心部へ出て行くとなれば、
そのキーテナント的な役割をとれるんじゃないかと思うんですよね。
地方都市の駅前でオーパなんかのキーテナントにしたら面白いと思います。
そのためにはダウンサイジングが必要になりますが、
狙い目ではないかと思いますよ。

一方、2,3階は逆にあっさりしすぎてそのギャップで
チ-プ感がまして閉まっているのが残念です。
しかし、3階はなんで無印良品とかユニクロとか
スポーツオーソリティとかを配置しなかったのか謎です・・・
イオンと反対側の吸引力が弱いかなと思います。

逆にモール部分はオーソドックスなテナントが埋まっていていい感じです。
イオンモールにしては珍しいエディーバウアー、サマンサモスモスケイッティオ、
オルビス、ABCクッキングスタジオなんかも入っていました。
やはり客層がそういったショップを成立させているのでしょう。
まぁもちろん、無印良品、ユニクロ、ZARA、ビレッジバンガード、
ダイソー、島村楽器、ワンズテラス、コムサイズムといった面々も健在です。
あと、最近よく見るニコアンドも入っていましたねぇ。
アダストリア傘下のブランドではスタジオクリップとともに
最近力を入れている感じがします。

そうそう、力を入れているといえば、モールで免税の表示が目立ちました。
モール全体が免税店ではないのですが、
ざっとみて半分近くが免税対応かと思われます。
仙台空港も近いのでインバウンド狙いなんでしょうねぇ。

久しぶりに行きましたが活気が失われていないようで安心しました。
そして開業10年を経て増床工事を始めたそうで2万平米増えるとか。
となると9万平米近い巨大モールになりますね。
うーん、それはそれででかすぎるんじゃないかと心配になります。
現時点でザ・モール仙台長町+ララガーデン長町とほぼ同じクラスでしょう。
2万平米プラスということは三井アウトレットパーク仙台港を
プラスする感じでしょうか?
ぶっちぎりの東北1番店を目指すようですね。
またその巨大店舗ができたら楽しみに臨店したいと思います。
気になるのはどうやって床を埋めるかですがねぇ・・・
インバウンド狙いという側面もあるかもですが。

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ゆめタウン出雲~中国の雄が見せる力~ [SC]

イズミのゆめタウンにデビューしてきました。
臨店は2017年3月22日(水)20:15頃です。
東北人の私にとっては初のゆめタウン。
イオンに真っ向からSCで勝負するイズミの
ゆめタウンに念願のデビューとなりました。

さて、ざっくりとみていきましょう。
本館、東館、別館の3館体制でGMSメインのSCとしては珍しい形です。
別館と言っても、1階は駐車場で2階にスーパースポーツゼビオがある建物を
歩道橋でつないでいるだけで実質的にはお隣さんという感じ。
連絡通路ではなく屋根なしの歩道橋です。
東館も1階は駐車場、2階が専門店街となっています。
こちらが実質的なモールですね。
本館は1,2階が売り場ですが、イズミのGMSにテナントがくっついている部分と、
専門店ブロックがある箱形GMSといった趣でありました。

島根最大級の売場約34000平米のようですが、
店舗のラインナップもユニクロ、無印良品、ABCマート、コムサイズム、
ビレッジバンガード、アクシーズファム、スタジオクリップなどの
いつもの面々(?)がそろっています。
どちらかというとレディースファッションが弱いかな、
と思いますがマーケットを考えるとこのくらいのラインナップが
ちょうどいいのかと思います。
充実していたのは飲食関係でしょうか。
レストラン街が本館1階に、東館2階にフードコートが、
東館2階に別途スターバックスコーヒー、
本館1階にもレストラン街のほかにサンマルクカフェ、
ケンタッキーフライドチキンがあり規模の割には充実しているなと。
まぁ臨店時間にはさすがにフードコートはスカスカでしたけど。

臨店中におもしろかったのが、閉店時間(21:30)の1時間前から
一部照明を落とす減灯営業に移行すること。
省エネのためということでしたが、来客もそれだけ少ないってことですよね。
イズミの直営部分もレジをかなり締めて従業員も少なめの省エネ営業でした。
お客さんはレジで買おうとすると従業員を探す光景が見られましたが、
1つの売場に従業員1人でレジも接客も売場作りもこなすということなんでしょう。
それはそれでありだと思いますね。
別にレジに人を貼り付けなくてもお客さんに声をかけてもらえばいいと。
レジに人を置く代わりに集中レジにしてお客さんに足を運んでもらうのと、
売場の人間に声をかけてもらうのは大して手間は変わりません。
こういった割り切りも人手不足時代には必要なことではないかと思います。

さて、イズミの部分を見てみましょう。
個人的な感想では、イトーヨーカドーの箱形GMSに、
西友の食品売場とイオンスタイルの衣料品売場と
アピタの住予売場をくっつけた感じでした。

衣料・服飾の売場でおもしろいと思ったのが什器。
ガラスの棚板が基本です。
衣料もハンガー陳列とその上段にガラス棚板一枚の什器を多用し、
主通路沿いもガラスの多段陳列棚でGMSとは思えない雰囲気でした。
これと比べるとヨーカドーの昭和感は半端ないですね。
西日本からほぼ撤退状態なのもうなずけます。

あと、食品以外は「8」円で値付けをそろえていません。
2980円とか19800円とか皆やりますが、イズミは3000円とか20000円とか
きりのよい数字で値付けしています。こだわりでしょうね。
消費税8%にもなると、税込みの値段を考えるのはこういった
きりのよい数字の方がお客としては計算しやすいかも、と思いました。
文具のボールペンなども100円ですからね。
ある意味100均のようなわかりやすい値付けが
中国地方では支持されている一因かもしれません。

ただ、唯一がっかりだったのは食品売場。
通路にはカートトラックでどーんと置かれたサービス品や
主通路柱周りには箱積みされたお買い得品で賑やか。
売れてる感じがひしひしと伝わってきました。
それはいいんですけど、売場の中に見られた
防火シャッターラインぎりぎりの商品陳列はいただけません。
ラインを踏んでないからいいと思ってるんでしょうけど、
あればいざというとき閉まりませんよ、あの防火シャッター。
売り上げのある食品売場によく見られるアクティブな陳列は勢いを感じますが、
ラインを踏まなきゃいいんでしょ、という担当者の意識の低さと、
課長か何かはわかりませんが管理職が
リスク管理を甘く見る食品売場であると強く感じました。
売り上げはすべてを癒やす、を地で行ってる感じですね。
売れているのでむしろ人や売場に「投資」する余裕があるはずです。
もう一度売り上げ意外に目を向けてほしいと強く感じました。
それ以外は勉強になる店舗だったと思います。

今回は平日の夜になってしまいましたが、
今度は週末の昼間に来てお客さんがなぜこうも集まるのか、
買い物行動を見ながらじっくり見学したいなと思います。
やっぱり普段見られない企業の売場は参考になります。
これだからストアコンパリゾンはやめられない!

S-PAL仙台(2016秋) [SC]

リニューアルして半年経ちましたがS-PAL仙台店へようやく行ってきました。
臨店は2016年10月23日(日)18:00頃です。

仙台駅ビルの再開発で大きく生まれ変わりました。
東館の増床にあわせ本館もリニューアル、ガラッと雰囲気を変えましたね。
簡単に私のイメージで言うと、本館はカップル向け、
東館は意識高い系向け、part2は男子禁制、という感じでしょうか。
特に本館は男子の敷居が高くなってしまいました。

東館は東西自由通路を挟んで2つに分かれるようになっていまして、
通路の雰囲気はミニ大阪駅。
まぁ二つに分かれたお陰で売場はすっきり役割分担出来ています。
北側は2階に土産物、3階にレストラン、4階は保育園と医療モールと
サービス系をフロアがとに明確に区別し、
はっきりしていて使う側には良いですね。

東館南側は2階にスイーツ系、飲食を揃えて自由通路にアピールしています。
また、本館側にはアーバンリサーチやシップスブルーストアなど、
本館とテイストを併せたショップを置き、自然なレイアウトになっています。
3階には雑貨とファッションがありますが、個人的には雑貨に注目。
中川正七商店とカネイリ スタンダード ストア、ザ・スタディールーム、
エブリデイ バイ コレックスと行った面々ですね。
フランフランのようなポップさとも、無印のようなシンプルとも違う、
ナチュラルテイストと切り口のおもしろさをもつ雑貨がそろっています。
まぁ無印は本館にありますし、ロフトは駅前に大型店がありますから、
こういったラインナップになったんでしょうけど良い感じです。
もちろんアローズのグリーンレーベルリラクシングが本館から移ってきたり、
ファッションのショップも3階の半分を占めます。
そして4階には待ちに待った東急ハンズ。
東京駅の大丸にあるハンズをギュッとワンフロアに押し込んだ感じです。
必要な品揃えはありますので、ファッションとしての雑貨は十分です。
ガチなハンドメイド系はHCへということでいいのではないでしょうか。
あと、個人的には4階にノースフェースが出来たのが嬉しいですネ。

本館は1階の無印と3階のくまざわ書店くらいしか男は行き場所がありません(笑)
3階にはローリーズファームやハニーズ、プラザにリラックマストアなど、
ティーンから若い層向けのショップと書店やメガネといった雑貨系が同居しています。
2階はもろ20~30代のファッションがずらり。
ユナイテッドアローズとローズバッドがお出迎えし、
アダムエロペ、ナチュラルビューティーベシックなどがぐっと待ち構えています。
カナル4℃やサマンサティアラ・シルバといったジュエリーも固めて出店していますし、
カフェコムサもあります。そういえばカフェコムサはめっきり減った印象が。
仙台ではずっと頑張って欲しいですね。
1階には無印良品がどーんとあります。
あとはミセス向けのショップがそろうゾーンがあるかと思えば、
ルピシアやトミーズといった食のショップも有りバラエティー豊かなフロアです。
ここが一番「包容力」があるフロアかも知れませんね。
で、地下1階はレストラン、土産物フロアです。
このあたりは、ザ・駅ビルです。

駅ビルで新幹線が上を走る本館は3階の天井も押さえられてちょっと窮屈ですが、
東館は通路も広く開放感があります。
両館を自然につないだ、といいたいところですが、
2階は自動ドアでいったん外に出る形でアレレという感じ。
3階は普通につながっているのにこれは消防法とかのからみでしょうか。
古い本館も2,3階は天井が低いという以外はイメージを一新して良い感じです。

S-PAL仙台店で思うのはUAが3店舗かな、Samanthaも4ショップという具合に、
同じ会社のマルチブランド展開が多くなっています。
ファッションビルやSCは皆そうなっているんでしょうけど、
なんかここは目立ちます。
PARCO2も出来ましたし(こっちもレポートしたいところです・・)、
テナント集めはなかなか激戦なのが伝わってきますね。
立地は最高ですが、今後東口のヨドバシが新しく出来たら
また変化が起きそうで対応は大変そう。
客としては嬉しい限りですが今後の変遷にも注目です。

イオンモール天童~ローカルSCもテナントミックス~ [SC]

ちょっと臨店から間が空いてしまいましたがイオンモール天童の訪問記です。
臨店は2016年1月1日(金)10:30頃です。
今年の初売りは山形県にあるローカルSCに参戦しました。
やはり人がごった返していました。駐車場もいっぱいでしたし。

ここは区画整理地区であるにもかかわらず1区画が狭いため
平面駐車場はほとんどモールと駐車場の間に公道を挟んでいます。
もうちょっと区画を考えても良かったんじゃないの?と思いますがね。
こればっかりはイオンもどうしようもない訳で仕方ないですが、
地方なので歩道橋がある訳でもなくみなゾロゾロ道路を横切っています。
幹線道路ではないですが、いずれ問題になりませんかねぇ。
今のところ問題はなさそうですが、あまりいい駐車場レイアウトではありません。
イオンの出店をもっと小さくしたかったとか思惑はいろいろあったのかも知れませんけど。

さて、こちらは山形県で3つめのイオンモール。
イオンモール山形南はイオン山形南SCから移管されたイオンリテール物件ですので、
イオンモール開発物件としては2件目になります。
開業は2014/3/21ですからまもなく2周年となりますが、まだまだ鮮度を感じました。
サイズはイオンモールのWEBによると47000平米ですからまぁまぁですね。
東北のイオンモールでは名取、下田、秋田、大曲の次で4番手。
2フロアですのでさほど大きくはないですがモール内は結構大きく感じました。

イオン天童店を北側に、1階南側にH&M、ユニクロ、OLD NAVYの大型テナント、
2階南側にはイオンシネマ、フードコート、ソユーゲームフィールドを配し、
今時のイオンモールらしくウェーブしたモール部で構成されています。
このモールで感じたのは、南側の大型テナント以外のモール部のテナントは
間口がさほど違わないこと。奥行の違いで面積を調整しており、
主通路に面する幅は2倍程度に収まっています。
ハニーズ、ライトオン、グローバルワーク、モンベル、ムラサキスポーツ、アスビー
あたりはもう2,3倍のサイズでもいいはず。かなりコンパクトでした。

でも、その分サイズの割にはさまざまなテナントが入っています。
特に雑貨類は充実を感じましたね。
off&onキッチン、one'sterace、3coins、チチカカ、サンリオギフトゲート、などなど。
もちろんビレッジバンガードやセリアもあって「雑貨の幅」は広かったです。

また、モンベルが超小型店ですが入っていました。
ららぽーとエクスポシティのさらに半分といった感じですが、
このサイズを天童で試していると言うことは、
うまく行けば他のイオンモールにも出てくるかもしれませんね。
都市部の出店余地は限られますし、むしろ地方ほどアウトドアやってますから。
賃料との兼ね合いがあるでしょうけど
アウトドアショップの地方展開に個人的には注目しています。

アパレルでは最近H&MとOLDNAVYの出店が最近目立つような気がします。
ZARAよりも地方に積極的に挑戦しているような・・・
ただ、ユニクロと比べると商品力はどうなんだろうと思ってしまいますがね。
他にはアズールバイマウジー、アース&ミュージックナチュラルストア、
anysis、OZOC、ベネトン、GALFITあたりもきちんと入っていまして、バランスはよいですね。
でも、最近イオンモールでコムサイズムを見なくなった気がするのは私だけでしょうか。
あと無印良品。ローカルのイオンモールでめっきり見なくなった気がします。

サービステナントとしてイオンクレジットの暮らしのマネープラザが入り、
また荘内銀行のインストアプランチもあります。
一応暮らしのマネープラザもインストアブランチの端くれですので2店舗ですか。
これも地方では大きな挑戦だと思います。
イオン銀行の存在がまだ小さいから並存出来るのか?
その辺は今後の成り行きを見てみないと何とも言えません。
荘内銀行はかなり早い時期からイオンでインストアブランチを展開していましたから、
負けられない勝負だと思いますよ。

このSCをトータルで見て思ったのはバランスの良さです。
テナントのサイズは小振りだけど、非常にバランスよくテナントが入っています。
アパレル、雑貨、サービスのテナントミックス、これって大事ですよねぇ。
小さくてもいいからあのテナントを!というショップを揃えられれば強いです。
そういう挑戦をイオンモールも、テナントとなる企業側も始めたのかな、そんな感じがします。
こういうローカルSCが出来ると、仙台や新潟、広島、福岡など
地方の中核都市(支店経済の街ですね)に展開する商業集積も
徐々にダメージを受けるかも、そんな予感がしたSCでした。

ルクア1100~腰の定まらぬファッションビル~ [SC]

大阪駅ビルに新しく(?)オープンしたルクア1100(イーレ)を覗いてきました。
臨店は2016年1月9日(土)10:30頃です。

売り上げ不振で三越伊勢丹から業態転換したこちらのファッションビル、
百貨店から隣のルクアの姉妹店になりました。
今は亡き三越伊勢丹時代の記事はこちらにありますが、
まぁ良くも悪くもそこに書いたような改装になってしまいました。
でも、よかったところもあります。
まずはそのあたりから書いていきましょう。

いきなり上階に飛びますが、9階はほぼ梅田蔦谷書店。
陸上のトラックをイメージした作りになっています。
書籍の目的買いには適しませんが、本との出会いを楽しめそうな書店でした。
エスカレーターを中央にトラック状の主通路、それを取り囲むような書籍の棚、
トラックの内側にはスターバックスコーヒーがあってホッと一息。
狙ったかのようにお客でスタバはいっぱいでした。
また、外周部はappleやツタヤモバイルなど、ツタヤ運営ショップの他、
JTB、ウエディングデザインラボ、ハング&オルフセンなどがシームレスに並んで
蔦谷書店との一体感を持った展開がされていました。
このフロアはツタヤが一括リースしてデザインしたんでしょうけど、見事。
あとは売上が付いてきてくれれば完璧ですが、
そこそこいい線行っているのではないかと感じました。

6階はグローバルトレンド・フロアとしてオールドネイビー、フォーエバー21、
コロニー2139、ショップインの4ショップのみの構成です。
このフロアだけが大型ショップの集合ですね。非常にシンプルです。
各フロアに核となる大型ショップを置く例が多いですが、
この思い切りは面白いと思いました。しかも手頃な価格帯のショップですし。

8階はメンズフロアですが、ここはさほど三越伊勢丹時代と変わらぬ雰囲気かと思います。
もともと客が入っていましたし、さほどいじる必要もなかったのかなと。
スーツや服飾雑貨が平場で展開されているのをメインに、
アーバンリサーチのようなショップから、プロテカやサムソナイト、果ては999.9まで幅広く、
ノースフェースなんかもあってメンズは手頃なワンフロアにまとめられていました。
元々三越伊勢丹時代もメンズフロアにはお客がいたので
果たしてワンフロアで十分なのか?という疑問はありますが・・・
まぁ確実に稼げる規模という意味ではちょうどいいのかも知れません。

7階はライフスタイルフロアとなっていました。
中川正七商店とフライングタイガーコペンハーゲンが同じフロアに入っているのは
フロアマップで見ると不思議ですが、売場では違和感なし。
さまざまな価格帯のショップを上手くグラデーション状に配置した感じです。
個人的に木製雑貨のハコアなんかはまたゆっくり見たいと思いました。
百貨店から転換してここが一番上手くはまったフロアかなと思いましたね。
ショップのウイングをいい形で広げられたと思います。

4階はイセタングローゼットとして百貨店ブランドがそろい踏みです。
百貨店ブランドと行ってもラグジュアリーではなく、
ブラックレーベル、ブルーレーベル、セオリー、マッキントッシュフィロソフィー、
ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベルといったショップと、
レディ フォア ザ ウェークエンド、ジーンズといった伊勢丹編集の売場を組み合わせています。
そうそう、コントワー・デ・コトニエはここで唯一のファーストリテイリングブランドでしょうか。

結局、伊勢丹ブランドはワンフロア分しか大阪では受けなかったんでしょうかねぇ。
イセタンショップとしてルクア1100内に8ショップ(フロア)展開していますが、
三越に不振の責任を押しつけ伊勢丹が大きな顔をしている感じがします。
でも、本当にそうなんでしょうか?伊勢丹が受けなかったのに三越を外したのはなぜ?
個人的にはそう思います。ルクアとの関連性を高めたので若者向けの伊勢丹が
前面に出たんでしょうけど、それは既に三越伊勢丹として取り組んできたはず。
イオンモールに出店するビブレくらい割り切った方がよかったと思いますけどねぇ、伊勢丹。
せめてアリオに出てる西武ショップくらいにするとか。
ちょっと欲張った8ショップ体制だと思いますよ。
もしくはイセタンショップとせずに個別のショップとして売り出しておけば、
今後多店舗展開とか考えやすくなったと思うのですが。
ただ、買い物客がイセタンショップを意識しているかといえば、
まぁそれはなさそうなので後日しれっとイセタンショップの括りを取ってしまう、
そんな荒技(?)もありでしょうね。

何故そう思うかというと、やはり半分くらいのフロアが百貨店なんですよね、売場の雰囲気が。
1,2,7,9階あたりはファッションビルっぽい感じですが、それ以外はやっぱりね。
2階から4階の吹き抜けは大きなオブジェが撤去されてましたが、
3階は吹き抜けが見えるものの4階はそこを囲むようにショップの棚があって
すごい閉塞感がありました。
よほど伊勢丹はあの吹き抜けが嫌いなのか?
3階はまだ生かしている感じがするのでちぐはぐですね。
でも、やっぱりファッションビルだなと感じる部分もあり、その辺が惜しいところです。
私が腰が定まらないな~と感じた所以ですね。

フロアガイドではメンズフロアはあるけどレディースフロアはありません。
ほぼレディースフロアは多いですけど。
モード、エレガンス、カジュアル、といったグレードというかシチュエーションというか、
そういう新しい売場を作りたいというのが見て取れます。
それが百貨店らしさとファッションビルらしさのせめぎ合いになっているんでしょう。

今回ルクアは見てこなかったので全体では何とも言えませんが、
三越伊勢丹時代からは明らかにお客は増えています。
それをどう判断するかは難しいところ。
もうちょっとお客さんは欲しいかなと言うところでしょうか。
まぁルクア1100となった所以はさておき、今後もいろいろ施策が出されるでしょうから、
その推移を見守りたいと思います。

イオンモール京都~都市型イオンモールの鍵~ [SC]

いろいろ曰く付きの物件として業界で有名な(?)イオンモール京都に行ってきました。
臨店は2016年1月9日(土)18:00頃です。
京都駅八条口に立地し都会のど真ん中、果たしてイオンモールはやっていけるのか?
そんな事が出店当時は言われていましたね。
ということもあって興味津々でいってまいりました。

このSCは出自がイオンモールとしては異例です。
まず、元々は違うデベロッパーが開発していました。
が、工事途中でデベロッパーが破綻、
工事を請け負っていた清水建設が引き取って工事を続行、
イオンモールにPMにだし、その後イオンモールが買収したという物件。
まぁおまけとしてさらに現在はイオンリートの所有物件ですけどね。
最初のデベロッパーが破綻したときは京都駅前の再開発がどうなる?
とニュースになったのを覚えています。
そんな経歴なので建物は全くもってイオンモールらしくありません。
店内のデザインもイオン臭がなくある意味新鮮です。

ここはメインのsakura館と大型専門店を集めたkaede館の2館体制ですが、
sakura館には大きな大階段があって(もちろんエスカレーターもアリ)
そこを登れば各フロアに直接入れます。
思いっきり京都駅の大階段を意識してますよねぇ。
ある意味京都らしい「仕掛け」ではあります。

kaede館の方は1階にトイザらス・ベビーザラス、
2階に大垣書店とイオンペット、3階はスーパースポーツゼビオ、
4階には家具のinteriorheartsがあって非常にわかりやすいです。
2,3階にsakura館との連絡通路があるので回遊性もまぁまぁ。
唯一問題点と言えば、上下の移動がフロア真ん中のエスカレーターなので、
そこでの盗難対策くらいでしょうか。
でもそれ以上にワンフロアを使えるメリットはあると思います。
各店とも規模を生かして品揃えがよく時間は遅かったですがそれなりの来店客がいました。
別館は大抵集客面で不利ですから(しかもここは公道を挟んで)、
目的買いの買い物客を狙ったラインナップをよく揃えたと思います。
反面、各店の関連性は薄いのは仕方ないですけど。

メイン(であろう)sakura館の方は、箱形で全くイオンモールらしくありません。
が、やたら通路が多い感じです。
主通路に沿って並べるとショップの1面だけがお客の目に触れますが、
ここは背中合わせの配置やトイレや出入り口との通路を上手く使って、
2面3面が通路に接するよう配置されています。
先に述べた大階段があるので入口が多い他、
エスカレーターやエレベーターが分散している複雑な作りを
むしろ上手く生かしていると感じました。
得てしてわかりやすい主通路を作ってしまいますので新鮮でした。
まぁお陰で自分の位置をロストしがちですが、すぐになれるでしょう。

テナントはエキスポシティと違って大小さまざま。
大型テナントとしては1階に光洋、ZARA、2階に無印良品、
3階にユニクロ、ソフマップ、4階にダイソー、手芸のドリーム、5階はシネコン、
といった具合に各フロアにばらけています。
2階は無印が目立ちますが、他にそこそこの大きさで
AZUL by moussy、GAP、TOMMY HILFIGER、
UNITED ARROWS green label relaxing、などなどポイント押さえたショップを置き、
フロア全体でバランスよく配置しています。
そうそう、無印といえば、レジが私が見た限り9台ありました。
京都府下最大級を言うだけあってさすがですね。
有楽町の無印にも負けない台数かと(笑)
私がのぞいたときも4台動いてましたから売れてるんでしょうね。

3階はユニクロ、ソフマップの他、ライトオン、モンベル、ABCマート、
スーパースーツストアといった大きめのショップを建物外周に配し、
中央部に細かく通路を切ってほのかのショップを置いていました。
2階は大小入り乱れての配置でしたから随分雰囲気が違っています。
その違いを楽しむのもよいかもです。

4階はフードコートにレストラン街、ナムコ、ホビー・雑貨の
各ショップ(ダイソー、ビレッジバンガードなど)があります。
私が一番驚いたのは鉄道模型専門店ポポンデッタ。熱いです!
ジオラマがあって、購入した模型を走らせることも出来る模様。
JR西日本の鉄道博物館ができたら帰りはこちらへ是非、ということですね。
こういうショップが成立するのは都会ならでは。
あべのQ’sモールに歴史ショップありましたがあれ以来の衝撃でした。

しかし1階はちょっと元気がなかったですね。
空きテナントも見受けられました。ZARAが入口すぐの1等地にありましたが、
服飾雑貨系のショップがいくつかあるだけであとは光洋やベーカリーとなっているので、
集客面で苦戦していますね。ショップに流れずエスカレーターで上に上がってしまうか、
食品に流れてしまうか、そんな感じです。1階はてこ入れが必要でしょう。
明らかに客の姿が少なく店員も手持ちぶさたな感じでした。

光洋は凸型と言いましょうか、レジが手前に突き出ていまして、
非常に買い物しにくい形でしたね。
主通路も作れず、売場も”押し込んだ”感じです。
が、それがいいか悪いかは別問題。
来客もそれなりにいて京都駅近辺の住民、及び近隣ホテルから
流れてきた夕食需要はかなり高いとみました。
でも、7時前なのにかなり総菜は見切りが入っているんですよね。
特にホテル街ですので夕食、朝食需要の取り込みは重要でしょう。
日中と夕方の売場の切替をもっと上手く出来れば、
特に総菜の売上は変わってくるんじゃないかと思いました。
旅行客っぽい人も多かったですし、
もう一度マーケット開拓に取り組んでみて欲しいと思います。
そうなるとドリンクやパン、スナック類のレイアウトも考える必要がありますが。

売場が大きくないのでやれることは限られますが、
全体のレイアウトは一考の余地があるんじゃないかと私は思います。
せめて主通路は一本真ん中でいいので通して欲しいなぁ。
横一本で売場の真ん中を突っ切る主通路、
例がないけどあそこの売場ならありかと思うんですよねぇ。

という感じで結局評価としてはどうなの?ということになりますが、
イオンが作らなかったのが幸いして見所がたくさんある面白いSCだと思います。
ここにイオンモールが自作していたらどんなSCだが出来たんだろう?
それは今後出来るイオンモールで確認しましょう。

ららぽーとEXPOCITY [SC]

相変わらず散発的な更新ですが、本年もよろしくお願いします。
さて、正月早々大阪のららぽーとEXPOCITYに行ってきました。
2015年11月19日オープンのニュースを見て以来行ってみたいと思ってたんですが、
西日本におけるららぽーとの集大成のSCといえる存在だと実感しました。
臨店は2016年1月9日(土)12:00頃です。

大阪モノレール万博記念公園駅からスロープで直結(?)しています。
まるで舞浜駅前か?と思うくらい駅からの行列がSCに吸い込まれていました。
すごいですねぇ・・・ららぽーと東京ベイは駅から少々ありますし、
イオンレイクタウンは駅ほぼ直結ですのでまた違う感じ。
それこそ万博開催中かという人並みでなかなか見ない光景です。
まぁ3連休の初日正午、快晴と条件はよかったですからね。
当然と言えば当然なんでしょう。
ららぽーとというだけあって無核SCです。
イオン、セブン&アイはGMSが核になりますが、ららぽーとは無核。
まぁ厳密には大型店をバランスよく配置して核代わり、ということなんでしょうけど。
ららぽーとの作りはいいと思いますよ。ソウでなければイオンモールの対抗軸が出来ませんから。
アリオはいまだ都市型多層階SCでモールという感じはまだまだ。
地方も含め全国展開するモール型SCは核を持つイオンモールV.S.無核ららぽーと、
そんでもって無秩序なアウトレットの3極と言ったところでしょう。
西日本はそこにイズミゆめタウンとフジグランが割って入りますが。
平和堂のアルプラザも最近元気がないようですのでちょっと置いていかれた感じです。
ユニーのウォークも正直今後出店は伸びないでしょうし。
地方在住者(というか東・北日本在住者には寂しい状況が続きます。
あっ、北日本にはららぽーとはほぼありませんね・・・

さてさて、話をこちらのららぽーとEXPOCITYに戻しましょう。
ココの売りはなんと言ってもSC正面にそびえる
ガンダムとシャアザクの立像がること!(えっ?偏ってますか)
いい歳こいた大人がみな写真を撮りまくってました。
もちろん私もその一員でしたが。
お台場のダイバーシティの等身大ガンダムといい、三井不動産やりますなぁ。
売り上げはたいしたことないですがガンダムcafeも
ずいぶん賑わっていて大いなるキラーコンテンツですね。

そうそう、このSCの規模を書いておきましょう。
数字がいろいろありますが、三井不動産のサイトを見ると店舗面積が71000平米とあります。
違う数字で88000平米とあるのは届け出面積でしょうか。
まぁどっちにしろ西日本最大級のSCであることは間違いありません。
3層でおおざっぱに言うと8の字型とでも言いましょうか、
イオンモールのように主通路1本ではありません。
まさに回遊を優先した作りのSCとなっています。
エスカレーターも中央の吹き抜けはタテに重なっていますが、
それ以外は斜めにずらして配置されていて、
ただ上がるだけ、降りるだけということのないように配置されていました。
やはり歩いてもらいたいということがひしひしと伝わってきました。

おもしろかったのは、8の字の主通路は外光が入るようなっているのですが、
1,2,3階それぞれにずらして植え込み緑化スペースがありました。
普通やっても1階だけとかですが、軽量土壌を入れるなど工夫したんでしょうね。
ちゃんと木も2,3階に植えてありました。イオンより木を植えている感じがしましたね(笑)。

あと感じたのはテナントを意識して小さくしているのではないか、ということ。
食品のイズミヤはある程度の売り場が必要なので仕方ないですが、
ユニクロやZARA、アバクロ、H&MもSCのサイズにしては小さいと感じました。
両サイドがオレンジサイド、グリーンサイドと名付けられ、
2,3店舗を固めて配置していますが、大型テナントというよりは中型テナントサイズ。
大きく出来るんだけどあえて抑え気味にして退店リスクを減らしているのかな、
そんな印象を持ちました。
大型店に頼らず、ショップのバラエティー性で集客したい、
その考えこそがららぽーとの存在意義だと思いますしいいと思います。
ユニクロにしろ無印にしろ別に大型店舗はあるわけで、
行きたい人はそちらにどうぞという割り切りは大事だと思います。

実際、みて感じたのはそのショップラインナップの充実です。
アパレル、スポーツ、アウトドア、家電、雑貨、食品、時計、食器、玩具、
ほぼフルラインでそろっています。
ただ、いつも思うのは何故イオンもららぽーともHCを入れないんでしょうかねぇ。
HC側が床を多く求めるのと賃料のバランスが取れないのが原因でしょうけど。
両者歩み寄って是非HC入りSCを作って欲しいと思います。

各テナントがワンサイズダウンで出店している感じがするので、
PLAZAやモンベル、マツキヨあたりはぎゅっと締まった品揃えで、
むしろこのサイズを今後主力にすれば出店余地が広がるのかな、と思ったりしました。
都市部のSCは競争も激しくすでに出店余地も限られます。
そういった意味では地方を狙った店舗開発は必須ですからね。
他にも地方展開したら面白いかもと感じたショップもありました。
ここで試行錯誤してプロトタイプを開発して全国のららぽーとに、
という思惑もあるかも知れませんね。
イオンレイクタウンは埋めるのに精一杯という感じを受けましたが、
こちらはららぽーとの余裕を感じました。

一方、通常サイズのテナントもみられます。
キディランドやグローバルワーク、ティファール、リーガルなんかはそうですね。
競合が少ないところは大きくなったのかな?あるいは適正サイズがここにフィットしていたとか。
そういった意味ではメリハリのあるSCです。
いちいち上げるとキリがないのであとはご自分の目で確認してみて下さい。

ここではイズミヤにデビューしました。
北日本在住にとってイズミヤなんてまず行く機会がありません。
感じたのは基本に忠実なSMとなっていました。
価格もフツー(としか言いようがないです・・・)品揃えも食品は十分、
ノンフーズはSCで買ってね、という感じでかなり圧縮気味でした。
SCの正確もあって、生鮮は作業場が見える今時の対面を意識した作りです。
個人的に気に入ったのは円柱形のドレッシングタワー。
ドレッシングの瓶を意識した上部のディスプレーと中、下段のドレッシングの数々。
これは目に付きます。初めて見る売り方に感動しました。
ちょっと気になったのは駐車券サービスに1人専従で充てていたこと。
1人必要なほど需要の高いのサービスであるならば、そのコストは馬鹿になりませんよね。
駐車場代を含めここのコストをどう下げていくか、意外と大事なポイントではないかと思います。

ちょっと1本の記事では駆け足ですが、いいSCです。
またゆっくり1日掛けて回りたくなるSCでした。
久しぶりにこういうSCに出会えてよかったです。
大阪にこれに対抗するイオンモールはどこになるのか、イオンの次の一手に注目しましょう。