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カタクラモール(松本市)~建て替えを控える老舗SC~ [SC]

さてさて、今度は松本市にあるカタクラモールのお話です。
こちらのモールは建て替えが決まっています。
イオンモールによる出店ですね。(リリースはこちら)
2016年予定ですから今年中には建屋の解体に入ることになると思います。
それは分かっていたのでどんなところか実際に見てみようと思った次第。
臨店は2014年3月17日(月)14:00頃です。

81年の開業ですから33年ほどですか、なかなか渋い店齢です。
外観はヨーロッパの古城のような塔屋をもった珍しい形。
最近のモールは若干のでこぼこはありますが基本箱形ですから、
こういった思い切った意匠の店舗がなくなるのは残念でもあります。

で、店内に入るとモールだけあってきちんとインフォメーションがありました。
常連客がメインでしょうから今さらなくても困らないんじゃないの?
と思いましたが、こちらは駐車場が有料なようでそのためにも必須なんでしょうか。
いまどき(?)地方のSCで有料ってかなり希有。
どうも2012年から有料化されたようですから、近隣の開発と関係あるかも知れません。

テナントはイオンが8割方の売り場でしょう。
あとは未来屋書店、グリーンボックス、マジックミシン、イオンサイクルのイオン勢。
それ以外は外食のチェーン店+ダイソー、地元のテナントですね。
典型的なGMS中心のSCです。
イオンサイクルなんて外に別棟での展開。
別棟というかプレハブというか微妙なところですが。

で、こちらは店齢が古いだけあってハード的には劣ります。
が、イオンの食品売り場はそれほど古さを感じなかったですね。
平日の昼間でしたが結構来店客で混み合っていました。
レジもそれなりに空いてましたし。
そうそう、レジ前の通路が狭いせいか、新幹線ホームのように
床にビニールテープでレジ毎にレーンが示されていました。
結構これって良いですよね。他の店舗でも採用して欲しいです。
まぁ日本人はちゃんと並びますけどこういうガイドってほんのちょっとの気遣い。
古い店舗だから床にテープを貼れたということはあるかも知れません。
綺麗な床にテープ貼るのは抵抗ありますよね。
あと清掃を考えても剥がれたら汚いとかやりたがらない理由はたくさん。
それを乗り越えて行った責任者に拍手を送りたいです。素直に分かりやすい!

それとこのモールはイオン食品売り場の向かい側に
農水畜産の生鮮品テナントを入れていました。
そんなに大きなSCでもないのに実質食品売り場が2つあるようなモノですから、
それが並存出来るだけの売上があるということですよね。
かなり地元商圏を押さえているんでしょうか。
価格的にはやはりイオンが安いイメージでしたから、
常連客と鮮度で勝負をしているんでしょう、きっと。

ハード的にはカートで乗れるエスカレーターが目立ちました。
一時期流行りましたがアレって80年代末から90年代初頭位じゃなかったかと。
結構先取りして導入したモールだったんでしょうか?
安全性の問題もあるので今となっては
あのゆっくりした移動は何とも言えないモノが・・・
風情があっていいですね、地元の高齢者にはちょうどいいですね、
そういうことにしておきます。

ということでざっと見てみるとイオン中心の古典的GMSです。
イオンがテナントなのでモールを名乗ってますが実質的にはGMSのイオン。
GMSの古き良き時代を感じられるSCでした。
これが改築されるとどうなるのか注目です。
イメージパースだと城下町を意識したような意匠でしたが、
出来てみたらやっぱりイオンモールだった、と言うこともあり得ますけど。
敷地も広げて大きくなるようです。あたらしくなったらまた行ってみたいですね。
しかし、建て替え工事中はどうするのか・・・
仮設店舗を営業してもいけるんじゃないかと思いますね。
名古屋のワンダーも確か仮設店舗で営業してませんでしたっけ?
結構地元商圏を押さえている印象だったので考えて欲しいですなぁ。

ario松本~多層階GMSの未来図を描けるか~ [SC]

順番が錯綜しますが今回はario松本を取り上げます。
臨店したのは2014年3月17日(月)15:00頃です。

このarioは元々イトーヨーカドー松本店として出発、
その後エスパ松本店となりさらにario松本となった歴史ある(?)SCです。
とはいえこれは後付けの知識でいったときはそういったことは全く知らずでした。
でも、行けば分かりますよね。
作りはどう見ても80年代後半のヨーカドーですから。
当時の多層階GMSの典型的な作りです。

ただ、このSCの特徴は駅前立地のため
バスターミナルを1階に抱えています。
そのため1階の売り場は他階の半分以下となっています。
そのあたりのハンデがイトーヨーカドーの克服できなかったところだったんでしょうね。
だから業態転換が繰り返し行われたと思われます。

で、ario松本はarioと言うだけあってセブン&アイの展開するSC業態です。
新規出店が基本でしたが一部例外としてヨーカドーからの業態転換もあります。
その少数派の業態転換店舗ですね。
ario自体行ったことが無いので何とも言えませんが、
ここはヨーカドーのスペースをぎゅっと縮小、
空いたところに専門店を入れてSC化した形です。
そのためここはB1F、2F、5Fとヨーカドーが飛び飛びです。
とはいうものの1Fの7美のガーデンもヨーカドーといって差し支えないでしょうけど。
あと、確か5Fでしたかね、エスカレーターまわりにハンガーでセール品をだしてたのは
やはりヨーカドーだよなぁ、やっちゃうよなぁ、と残念でした。
ファッションビルや売れてる百貨店では見ないですから、エスかまわりでのセール。

その他にも赤ちゃん本舗、LOFT、西武百貨店(のブランドショップ)と
セブン&アイの子会社が入り、さらに系列と行って差し支えないタワーレコードと
グループ店舗で埋まっています。
西武百貨店はおつきあい出店なんでしょうか?
まぁこうやって地方で存在感を高められればプラスですから、
実験する価値は大いにあると思います。あとは結果だけでしょうか。
他のテナントではパスポートやコムサスタイルが最近だと珍しいテナントでしょうか。
イオン系にはパスポートってあまり見ませんね。

建物的には改装したので綺麗なものです。
印象に残ったのは、フロア毎にイメージカラーがあって、
例えば1階はグリーン、というように共用部分の壁が各階毎に分けられています。
(複数フロア同じ色もありますが、テーマが一緒と言うことでしょう)
そういった視覚効果が印象に残りました。

あと、昔の店舗のよい点というか、エスカレーターからテナントが一目で分かるので、
ショップの様子が一目瞭然です。来店客には優しいかなと。
最近の店舗はワンフロアが巨大化していますので、
こういう目の届く範囲でわかる店舗というのはそれはそれで新鮮です。
テーマを上手く設定できれば印象に残りますし。

しかしそれはテーマが上手く客層にはまらなければ集客がうまく行かない、
悪循環にどっぷりつかる可能性があります。
私の臨店時間は平日の昼間でしたので高校生と年配の客がほとんど。
一部子連れの親子が目に付いたのは赤ちゃん本舗の力でしょうね。
別記事に書きますがカタクラモールのイオンよりは
そこそこ客の入りもよかったかな、と感じました。
これはハコのサイズから来る印象が大きいでしょうけど。

このような多層階のarioが成立すれば、
ヨーカドーの抱えるGMSの業態転換も広がるでしょう。
仙台泉店もarioになりましたしね。
2万平米クラスの多層階GMSの将来を開けるのか、
これら先達arioの成否が注目だと思われます。
私的には駅前立地の多層階ヨーカドーはarioに転換した方が良いと思いますね。
イオンのフォーラスはファッションビルに限定してしまったので
広がりに欠けますが、arioならまだまだいけると思います。
その際はヨーカドーブランドをどうするか考えた方が良いと思いますけどね。
むしろ食品売り場以外は新しいブランドを立てた方が分かりやすいと思いますけど。
まぁその辺も個人的に注目していきたいと思います。

DOM(大宮駅西口)~マルイとダイエーの駅前2核SC~ [SC]

順番は前後しますが今回は大宮駅西口駅前にあるDOMを取り上げます。
臨店は2014年3月16日(日)15:00頃です。

いやぁ~私このSC全く知りませんでした。
最初からマルイとダイエーの2核SCとして開業しているんですね。
オープンは昭和57年ということでかなりの古株です。
その当時に駅前立地で2核のSCが存在したとは・・・
勉強不足を恥じ入るばかりです。
ビル自体は再開発ビルですから、出店者はみなテナントですね。

SCとしては約3万6000平米ですから初期のイオンモールくらいですね。
いまだと都心型SCとしては標準的なサイズですから
当時としてはかなり大型に属すると思います。
ダイエーが出店しているというのは当時の勢いを感じますね。

さて、そのDOMですが現状としてはダイエーの縮小にもかかわらず
客足を確保している感じですね。
東急ハンズ、OPAの開業が2007年ですから
ダイエーが縮小したところをそれらに転換したんでしょうね。
時期的にそれが一番妥当な解釈でしょう。
ココは最初から2核前提だったので小さなテナントはB1F、1Fにほぼ集約されています。
再開発ビルなので、地権者テナントかもしれません。
ネットで探してもその辺の詳しい情報はありませんが・・・

あと2核と言ってもモールではなく、ビルのフロアを壁で2つに分けています。
しかし各フロアとも互いに行き来が可能ですから、
いい感じで一体感と距離感が併存してる不思議なSCですね。
有楽町マリオンのようなツインタワー型で、
途中に渡り廊下があるようなSCはありますが、
こういう構造のSCは初めてで新鮮でした。

臨店が日曜ということもありお客もかなりの入り具合です。
しかも世代が多様です。高校生もいればヤングファミリーも、高齢者のグループも。
立地とテナントミックスの妙のおかげですね。
若者向けのOPA、東急ハンズ、ファミリー世代のマルイ、アッパー向けのダイエー、
といったところでしょうかね?ある意味この組み合わせを実現できるのが
都市に立地するSCの強みです。地方ではあり得ませんからねぇ。
西松屋とイオンとダイソーくらいの組み合わせあたりが限界でしょうから。

そのダイエー、地下に食品売り場を置いていました。
レジはまだ古いままで「イオン化」は進んでいないようです。
イオンのレジは液晶画面付きのものになっていますから。
トップバリュの導入、WAON対応、最後にシステム統合の3段階でしょうね。
あと一息まで来たとみるか、まだ最後のヤマが控えているとみるか、
立ち位置によって変わってきそうですが、私はもう一歩かと思います。
システム一本化するなら別会社にする理由はないですよね。

東急ハンズは東京駅大丸にあるハンズと同じようなサイズでしょうか。
2フロアでコンパクトにまとまっています。
東京店との違いはトラベル向けではなく生活雑貨メインということでしょう。
立地を考えれば地元の消費者がメインですから当然ですね。
箱の古さを感じさせてない売り場作りはさすがハンズだと思います。

マルイはオーソドックスな作りです。
でもマルイがこういうSCに出店しているのは珍しいですね。
ほぼ全店単独出店だったはず。むかしチャレンジしてみた結果、
現在は単独出店が望ましいとなったのかもしれません。
ただ、成功している店舗だと思いますので、矛盾しますが。
立地がよくMDがマッチすればどこでも成功すると言ってしまえばそれまでですけど。

私のようなお上りさんからすると、こういうSCが人知れず普通に存在するのはうらやましいです。
ここはダイエーだけでなくマルイがあったのが幸いしたのかなと思いますね。
ダイエー1核だと、ダイエーが斜陽したときに一緒に傾いた可能性があります。
今の時代だとこの位の規模のSCだったらキーテナントは1核のはず。
そういう意味では時代に恵まれたかもしれません。
あとは、開業して30年あまりの建物をどう改修するかが課題でしょう。
西口駅前はみな同程度の店齢かと思われます。
一緒に年をとっていると言うことは1つが若返ったとき一気にその古さがあらわになる、
そのときどうするか、再開発ビルゆえその辺の決断が問われそうです。
まぁ、そうはいってもあと10年くらいは持つでしょうからまだしばらくは安泰だと思います。
いやぁ~~ただただうらやましいSCです。

東京ソラマチ~巨大集客装置の足下で~ [SC]

東京でいま最も集客力のある?東京スカイツリー。
そのお膝元に控えるSCの東京ソラマチに行ってきました。
臨店は2014年1月12日(日)午前10時半頃です。

東京メトロで行きましたが押上駅直結で便利ですね。
東武もありますのでアプローチはなかなか良好です。
東京などの大都市圏において駅直結というのはかなり重要なポイントでしょう。
直結というのは「濡れずにいける」という意味でですね。
イオンレイクタウンも、ららぽーとTOKYO-BAYもそういう意味では惜しい!

さて、その東京ソラマチですが売り場はおよそ32000平米弱とそこそこ。
ただ、SCの真ん中にスカイツリーがたっているので
どうしても左右に分断される形になってしまいます。
ですので実態は東京ソラマチ・イーストと東京ソラマチ・ウエストの2つのSCのよう。
実際フロアガイドではEastYard、WestYardと表記しています。
で、真ん中がTowerYardということで4階にスカイつりの入り口があります。
2,3階は売り場がつながっていますが1,4階は実質的に離れています。
そういった構造的問題を抱えているので、それぞれテーマを設定した売り場としています。
たとえば1階は浅草的東京の土産物・飲食店をそろえたソラマチ商店街、
4階にキャラクターショップ、東武百貨店とデパ地下的ショップ群などですね。
そしてSCの形がいびつなのでエスカレーターも
フロアごとに設置場所を微妙にずらしてあるのでかなり歩かされる構造でした。
私も自分の現在地をロストしそうになることが度々でして、
大きなフロア案内板のところは皆黒山の人だかり。
買い回りのしやすさという点では課題が見えます。

しかしうらを返せばその辺のイオンや駅ビルとは明らかに違う
非日常性を感じられるSCともいえるでしょう。
どこに何があるのか?探し回るわくわく感と、オリジナル商材の豊富さですね。
特にオリジナル商材は破格の品揃え(SKUで言ったら一体全体でいくつくらいになるんでしょう)。
特にデザートとキャラクターの品揃えは半端ないラインナップですから
マニアは財布がいくつあっても足りないでしょう。
ちゃんとフードコート脇にはキャラクターショップもそろっていましたしね。
八重洲のキャラクターストリートといい勝負だと思います。

では地元民のデイリーユースに対応できるのかという疑問がわきます。
これがなぜか(?)2階にフードマルシェなる生鮮ゾーンがあって、食材を普通に売っていました。
コンセで農水畜のペリシャブルのショップに北野エースという最強の品揃えのミニスーパーと、
ちょっとお高めかもしれませんが食材はそろいます。
でも、2階というのはどうかと思いますが・・・
やはりここも消費者の都合と言うよりはSCの都合でこうなったんでしょうね。
1階に置いた方がいいと思いますけど。

さて、SCの他のショップはアパレルよりは雑貨、飲食系が多いです。
まぁ一番強力な観光資源を持っている以上そうならざるを得ませんから。
土産物好適品が多く、アパレルはメインどころをそろえた感じ。
ZARAもあればUA、ユニクロ、ローリーズファームなどなど。
そつなく、といった方がいいですかね。一番の売りはキャラクターでしょうか。
テレビ局のキャラクターショップやジブリストア、ディズニーストア、
さらにはトミカショップやリラックマストアなどなど、専門店のオンパレード。

行き着くところ、スカイツリーに行って一日遊ぶ人向けのSCでわざわざ行くほどでもない、
でも土産物を買うには東京駅の次に最適の場所、そんなSCでした。
しかしスカイツリーの集客力もあって今のところ東京ソラマチも絶好調のようです。
スカイツリーの集客力が落ちたときにどうてこ入れするか、
今から準備をした方がいいかもしれませんね。
まぁ10年くらいは安泰でしょうけど。
良くも悪くも特徴的なSCでした。

グランフロント大阪(南館)~過当競争のなかでの船出~ [SC]

まだまだ続く大阪シリーズ。今回はグランフロント大阪です。
といっても今回はグランフロント大阪の南館を見ての話です。
北館までいってもよかったのですが、まぁいいかなと妥協してしまいまして。
なので全体というよりは部分的な話としておきます。
臨店は2014年㋀㏧(水)19:45ごろになります。
そう、ルクア・JR三越伊勢丹・グランフロント大阪と一気に見て回りました。

で、グランフロント大阪ですが、ちょっと変わった売り場の形です。
三徳包丁の先端部と刺身包丁の先端部を縦に重ねた形とでも言いましょうか、
大阪駅側に刃先が並んでる感じなんですよね、うまく伝わるか不安ですが。
で、2つの包丁にまたがる主通路と、包丁の先の方にあるエスカレーター周りのサブ通路、
それでなんとか1つの大きなフロアを形成しています。
まぁグランフロント大阪のサイトでフロアマップをご覧ください。
GMS系のSCだとこういう売り場は作りませんが、
都市部のSCだとこういう意欲的な売り場が最近増えてますよね。
そういう意味では三越伊勢丹はかなり保守的な箱形です。

こちらもテナントについてはいまさらという感じなので
さらっと書いて終わりにしようと思います。
店舗はバラエティーに富んでいて守備範囲は広そうです。
どちらかというと雑貨、アウトドア系が多めかなという感じ。
やはりメンズ・レディースは他に競合が多いですから自然とそうならざるを得ないでしょうけど。
といっても、大阪駅と結ぶデッキ前一等地にはパナソニックセンター大阪が
あるという変わった構成です(1,2階の2フロア展開です)。
名古屋のアムラックスにトヨタがあるようなものですから、
今となっては珍しいことではありませんが、業績が傾いている時期に
よく出したと思います。売りは綾瀬はるか写真展でしたけど。

あと個人的にはBANANA REPUBLICがここにあるかという感じ。
GAPよりは確かにふさわしいです。
文具の伊東屋もありますしやはりちょっとアッパーなブランドを狙っているんでしょう。
また5階にはTHE NORTH FACE +、AIGLEといったスポーツブランドもあって、
都会のど真ん中にしては意外な感じでした。
そういえばJR大阪駅桜橋口前にあるALBiなんかは
アウトドアモールといってもいいくらい専門店が並んでますから、
大阪はそういった需要が強いんでしょうかねぇ。

こうしてみるとグランフロント大阪がちょっと上のラインを狙っている感じ。
大人の街となれるか注目だと思います。

というようにちょっとずつ毛色の異なる商業集積が連なる大阪駅南側。
これからどう変化していくのか、消費者は気軽に楽しんでみる、
当面はそれでいいんでしょうねぇ。売る方は大変でしょうけど。
大阪駅流通戦争を注目していきましょう!

LUCUA -ルクア-~話題の大阪駅前の顔~ [SC]

新年早々大阪へやってきました。
前々から行きたいと思っていた大阪駅周辺の商業集積を
一気にさらっとではありますが見てきたのでシリーズで書きたいと思います。
まずは大阪駅のドル箱、「LUCUA -ルクア-」です。
臨店は2014年1月8日(水)19:00頃です。

正直もっと大きなファッションビルかと思っていたのですが、
かなりコンパクトなフロアが多層にわたってあるんですね。
言い方は悪いですが、ウナギの寝床のような、そんな物件でした。
細長い売り場にエスカレーターを両側に設置、
大きな人の流れが2つあってその間を買い物客が回遊する形です。
これがうまく機能していてなかなかの人混みでした。
売り場面積は約2万平米、大きめのGMS1店舗分です。
GMSだったら大きいなぁと思いますが、SCとみると小さいサイズですね。

しかし、売り上げでみると「大阪戦争」での勝ち組の一人。
250億の予定年商が初年度約370億、2年目約350億円とバカ売れです。
だってGMSでいまどき300億売り上げるところなんてないですからね。
かなり効率のよりSCだと思います。
あっ、百貨店は別物ですから売り場がすべてではないですけど。

店舗ラインナップはいまさらここで書くことのほどはないでしょう。
ただ、無印にしろロフトにしろ、ここでは小型店です。
売り場も限られるし、大阪駅前で他にも出店しているテナントも多いので、
小型店の集まったSCになったんでしょう。
テナントは約200らしいですから、売り場で単純に割ったら平均100平米ですし。
それが店舗のバラエティー化となって客を呼び込んでいるのかもしれません。
結果オーライですが、ラインナップと立地の勝利ですね。

見ていて思ったのは3つ。
照明はLEDが基本のようですね。
館内をざっくり見た感じではそんなイメージでした。
やはり時代はエコなんでしょう。

あとエスカレーターの壁面に42型のモニターを設置してありました。
ハウスカードやセールの告知を流していました。
今後そこのコンテンツを拡大していけば意外と魅力的な仕掛けができそうです。
JRのトレインチャンネルも最近コンテンツが増えてますしね。
エスカレーターの利用者は多かったですからうまく生かしてほしいものです。

いまいちだと思ったのは床です。
床はきれいなんですが、床の目地が汚いです。
大きなタイル床なんですがその目地がくろいんですよね。
端のほうはちゃんと白いんで余計目立つんです。
清掃で落としずらいのはわかるんですが、
いっそのこと黒い目地を使ったほうがよかったんでないでしょうか。
クリンリネスの観点からみると残念なオペレーションとなっていました。

床とライティングは各フロアで変えていますが天井はすべて同じ。
金をかけるところとかけないところのメリハリがしっかりしていました。
これだと確かに隣の三越伊勢丹を縮小してルクアを拡大したくなるのはわかります。
が、果たしてそれがうまくいくのかは疑問ですね。
ただ、拡大しようがしまいが、現ルクアの部分は勢いが当分は続くと思われます。
グランフロント大阪も開業しましたが、客入りではルクアに分がありましたし。
勢いのあるSCってこうなんだな、そういう視点でぜひ見ていただきたいSCでした。

ダイバーシティ東京プラザ [SC]

1/1ガンダムに惹かれて(?)ダイバーシティ東京プラザに行ってきました。
臨店は2012年1月13日(日)午前11時頃です。

しかしガンダムというコンテンツをSCに抱え込んだ野心的SCですが、
差別化という点ではこれ以上のものはありませんね。
屋外に設置されている1/1ガンダムにはまぁ人が群がってました。
一時の混雑が落ち着いたとはいえ、写真を撮る人が絶えずいましたし。
また、そばにはコンビニの半分ほどのスペースですが、
ガンダムcafeがあって、グッズと軽食を販売しそれなりに賑わってました。
SKU数は100あるかな、というくらいのショップですが人が途切れないんですから。
ガンダム恐るべし、です。

さて、本題に入りましょう。
ダイバーシティ東京プラザは三井不動産も出資するSPCから
デベロップマネジメントを受託しているというのですから、
PM物件といっていいでしょう。で、三井ショッピングパークの一員とみなしていると。
売り場面積約45000平米ですから、一昔前のイオンモールくらいの規模です。

作りはイオンモールとは大違いで曲線を用いた作りです。
吹き抜けは楕円形、モールも弧を描き、店舗も通路側はすべて曲線で面しています。
イオンモールも最近はモールを曲げて弧を描くようになっていますが、
吹き抜けは角がしっかりありますし、エスカレーターも通路に沿って設置されています。
こちらはエスカレーターも斜めに設置するなど、かなり意識的に作られています。
照明も昼白色が基本でほんわかした感じがメインになり、ちょっとムーディーですね。

で、テナントは上層階にガンダムフロント東京という飛び道具を筆頭に、
ラウンドワンが3フロアに渡って展開、私は存在に気づきませんでしたが
1,2階にzeppダイバーシティ東京があるんですね。
時間消費型といえば映画やアミューズメントになりますが、ココはそこが全く違います。
お台場だから成り立つ集客力を前提にした、といえばそれまでですが。

アパレルブランドに目を移せば、北米以外で初出店というOld Navy、
今話題のSPA・ファストファッションのH&M、ZARA、フォーエバー21、ユニクロもあります。
しかもそれらのショップが建物の片側にタテに並んで入っているんですね。
いわばモールの1つの核をSPAの大型店で構成する珍しいやり方です。
ZARAとH&Mはほぼ同じ作りでしたね。主通路沿いにはレディースを展開し、
その奥にキッズゾーンとメンズゾーンがあります。
それぞれが大きな部屋のような作りで売り場が明確に分かれているんですね。
そこまではっきり区切るのは日本にないのでちょっと新鮮です。
これがヨーロッパ流の売り場作りなんでしょうか?

一方、AMERICAN EAGLE OUTFITTERSは
BGMに洋楽をガンガン流し、いかにも「アメリカン」な感じでした。
おもしろかったのが、デニム売り場の上で下半身のマネキン4体が足を振るディスプレー。
何とも言いがたいですが目を奪われるのは確かです(笑)
Old Navyはちょっと存在感が薄かったかな。もうちょっと売り場がほしい感じです。

その他のショップはCECIL McBEE、ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ、
BURBERRY BLUE LABEL / BURBERRY BLACK LABEL、
BEAMS LIGHTS、アクシーズファム ノスタルジーなどなど、十分魅力的なラインナップ。

インテリア・雑貨系で見ても、ハンズ ビー、3COINS、ABC-MART GrandStage、JINS、
などなどバランスよくテナントミックスを行っていますので、
どの世代にもあうSCではないかと思います。

でも、どちらかというとアメリカ系のブランドが多く出てきているので、
エディーバウアーやLLビーンといったアウトドアカジュアル系がないのが残念と言えば残念。
スポーツ系もアディダスくらいですし、ちょっとアクティブな世代よりも
あくまでファッションに振ったSCといえるでしょう。
そういう意味ではまだまだ穴はありますかな、という感じもあります。

ただ、現状のテナントを見る限りかなり強力でもしテナント入れ替えということを考えても
行列は大変長そうです。そんなSCにもかかわらず、珍しい取り組みもあります。
「東京トレンドプロデュース」というスペースを設け、
まだブレイクしていないショップやクリエーターを発掘していこうとするものです。
ココのフロアは床もコンクリむき出しですし天井も装飾なく、
いかにもテストスペースだからいつでも入れ替えてやるぞ、というという感じがありあり。
またそういう環境がなければ次が育たないというのもありますから、
109や新宿ルミネのようなショップのインキュベーション機能を持てたら
さらに強力になっていくでしょう。それが全国の三井ショッピングパークに広げられるんですから。

というわけで、コンパクトなわりにはかなり強力なSCです。
三井不動産の都市型SCの運営はかなり順調に成長していますし、
2強にとっても勉強する場ができてよかったですね。
是非見ておいて損はないSCだと思います。
今一番の悩みは、いつまでガンダムを立てておくか、でしょうか?
それ以外は悩みが見えないSCでした。

ヨドバシ梅田~家電量販店大型化の苦悩~ [SC]

今回は大阪は梅田(というか大阪駅前)のヨドバシ梅田を取り上げます。
ココはヨドバシカメラがマルチメディア梅田を出店し(B2Fから4F)、
上層階をテナント・レストラン街、駐車場という構成です。
臨店は2013年1月10日(水)午前10時頃です。

もう出来て11年のようですがヨドバシの駅前巨艦店のモデル店舗ですよね。
敷地ごと購入して自社ビルを建て、巨艦店を出店しつつさらにテナントまで誘致、
新しい家電量販店を業界に知らしめた店舗でもあります。
今回は敢えて「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」ではなく、
SCとしての「ヨドバシ梅田」としたいと思います。
だって、ヨドバシは大きい、品揃えがいい、お手頃価格、としか言いようが・・・

とはいえキーテナントに触れないわけにはいかないですね。
私が注目したのはやはり実機の展示が多いことですね。
しかも実際に使える実機が多いのはさすがです。
地方では家電量販店がAmazonの展示コーナー化するのが問題になってますが、
ヨドバシでは買い上げ率も高いですよね。買い物袋持ってる人多いですから。
まさに規模の経済を実現している店舗です。
JR大阪駅前兼阪急梅田駅前ですからね。
そりゃ駅には客があふれているわけですから、キチンと基本を守れば売れるわけです。
でも、それを実現するのはなにげに大変なわけで、
実現している巨艦店を尊敬すべきだと思います。
だって地方では成功しているとは言いがたい巨艦店が転がっているわけですから。

その他では、なぜかエスカレーターが東芝製だけど違うタイプが入っていることですね。
万が一の時のリスクヘッジなのかはわかりませんが、
もしそうだとしたらたいしたものです。リコールかかって動かせなくなった、
なんてことはしゃれになりませんからね。
メンテナンスコスト云々はおいといて私はいいことだと思いますよ。
エレベーターもエスカレーターも同じ機種が並んでいると「美しい」ですが、
故障のことを考えると違う機種を入れるというのも手だと思います。
同じメーカーだったらメンテナンスも一緒に出来るだろうし。

そうそう、思い出しましたが、店員の制服を基本統一していましたね。
みなヨドバシのシャツにベスト、パンツスタイルです。
で、一部ワッペンに社名が入っている人がおそらくメーカー派遣なんでしょう。
常時派遣の販売員については客からは同じく見えるようにした、
そういうことでしょうか?一部携帯会社がコンパニオンを投入していましたけど。
まぁそれはイレギュラーということでしょう。
お客から見て出身母体がどうの、賃金負担社がどうのというのは関係ありません。
お客に優しい体制になってるのかな、とおもいます。

あと残念なことが一つ。とあるフロアのトイレに故障がありました。
家電店なんですからねぇ。電気の通っているものが故障したままはまずいと思いますよ。
せめて故障中の張り紙があればまだいいんですけど。
意外と外注で目が行き届いてなかったのかも。

で、今度はテナントの方に話を移したいのですが、こちらは普通のファッションビルです。
ただ、建物が横長長方形なので非常に間延びした感じ、
たとえて言えば高島屋新宿店のような、といえばわかってもらえるでしょうか。
ですので端から端まで見て歩くとずいぶん歩かされるような錯覚が感じられます。
ちょっと損した感じですね、作りとしては。実際はそんなに距離ないんですけど。

テナントはバランスよくあったと思います。
COMME CA STYLE SUITなんて家電量販店の男性客狙いかな、
と思いましたが、基本的に男性客、女性客バランスよくテナントミックスしていると思います。
ユニクロ、クロックス、GLOBAL WORK、THE EMPORIUM、スーパースポーツゼビオ、
などなどよく見る面々にスパイスをきかせた感じですね。

ただ、それ故に、これらをどう生かしていくかというのが課題になります。
臨店がオープンまもなくでしたがヨドバシゾーンにはお客が結構いたのですが、
上層のファッションテナントフロアにはいまいち客の入りが悪かったです。
テナントミックスもがんばっているんですから、もうちょっと誘客してほしいですね。
そういう意味ではSC名称の変更といったブランディングに手をつけるべきかもしれません。
いまでは家電量販店は男性客の巣窟ではありませんが、
やはり敷居は高いと思います。ヨドバシカメラのSCからの脱却が必要になるかもしれません。
どうしても「電機屋」のイメージが「ヨドバシ」にはありますからね。
これからもヨドバシは店舗の大型化を推し進めるでしょう(駅前立地である以上必然)。
そうであればこれからも増えるであろうテナントフロアの打ち出しは必須です。
webサイトをみると、マルチメディア梅田の扱いはほとんどないのに、
テナントの紹介はかなり力を入れています。それをリアルの世界でどう打ち出すか、
それが今後激化する駅前での競争に打ち勝つ(すでに十分勝ってますけど)条件だと思います。

私から見るとwebと実際の客の入り数を見て「苦悩」を感じたわけですが、
私だけの見解かもしれません。平日の朝イチですからね。
でも、手は早めに打つがよし。ヨドバシにあれだけのテナントミックスする力があるというのは
正直驚きでした。ミックスだけなら単独でファッションビル業態を作ることも可能かもしれません。
ただ、その打ち出し方や長期的な誘客がヨドバシカメラ抜きで可能なのか?
となると疑問符がついてしまいます。
強力すぎる本業を保管する意味でも、早く苦悩の出口を見つけてほしいものです。

エルム~田舎の”巨大”商業集積~ [SC]

今回は青森県五所川原市にあるエルムを取り上げます。
ちょっと日にちが経ちましたが臨店は2012年9月1日(土)16:00頃です。

実はこのSC、オープンまもないころ1回行ったことがありますが、
十数年ぶりにいったら周辺が劇変して巨大商業集積となっていて驚きました。
当時は田んぼの中にポツンと建っていたんですよね。
それが今では周辺の宅地開発も進み街に飲み込まれ、
またモールを増床して売り場を拡大しているほか(L型モールになりました)、
モールを中心に周辺を駐車場で囲み、さらにその外側に大型専門店を配する、
クローズドモール兼オープンモールのようになっています。
大型専門店としては、ヤマダ電機、ゼビオ、ユニクロ、サンデー、ニトリなど。
田舎にしては強力すぎるラインナップです。

このSCは至近距離にイオンモールつがる柏があります。(隣町のつがる市)
このイオンモール、知る人ぞ知るイオンモール1号店。
まさにカエルの出るところに作られたSCで、
日本に郊外型モールを産み落とした地といえるでしょう。
そのイオンモールの出店に危機感を持った五所川原の商業者と自治体が、
第三セクターを設立して作ったという、珍しい運営母体のSCです。
ですから設置者は「五所川原街づくり株式会社」となっています。
ほとんどのSCはデベロッパーが土地所有者の企業か専業のデベロッパー、
あるいは出店者自身ですから、かなり珍しいSCです。

で、エルム(というかモール棟)の特徴、それは入り口が自動回転扉なんですよね。
一部普通の自動ドアもありますが、ほとんどが回転扉です。
今時珍しいですが(というかまずお目にかかりませんよね)
お客はみな戸惑うことなく使っています。
あと、駐車場の一部が軽自動車ゾーンとなっていました。
駐車場のラインが軽サイズで普通車を止めようと思うと2台分使うしかないというもの。
田園地帯で一家にクルマが2台3台あるのは当たり前の地域、
かつ軽自動車の普及率も高いのでこういった駐車場をつくって
スペースを有効活用するのもありだと思いました。

さて、そんなエルムですが、キーテナントはイトーヨーカドー。
ココのヨーカドーは今まで数知れず閉店説が出たんですが、
しぶとく生き残っています。
1階は食品とレディース、HBC、2階にメンズ、インナー、キッズ、ホビー、といったところ。
最近のヨーカドーですと、1階に食品と住余、HBC、
2階にメンズ、レディース、インナーといった配置がオーソドックスですが、
一世代前のフォーマットといえるでしょう。青森店なんかは確かこうだったはず。
(最近行ってないので確実とはいえませんが)
土曜日の夕方ということで食品はさすがの入り具合でしたが、
それ以外は若干物足りない感じでした。
その辺が地方店舗の課題ではありますけど。

モールの方には津軽ラーメン街道があります。ナムコが展開するフードテーマパークですね。
こちらは店舗の回転もうまくいっているようで、当日オープンの店舗がいくつかありました。
あと1階には生鮮市場としてペリシャブルテナントがまとめられています。
ヨーカドーとモール部でつなぐ形で配されていて、あたかも食品2核モールのよう。
4万平米弱で食品売り場2カ所というのはどうかと思いますが、
それなりに賑わっていたところを見るとうまく棲み分けているようですね。

モールの他のテナントは結構若いかな、という感じです。
MIX-O、bypinky&dianne、LUSH、OZOC、passport、kiddyland、honeysなどなど。
まぁ地方のモールだとこういったラインナップはよく見るので、違和感なしです。
ほかにもドラッグストアやCD,書店もあって、なかなかテナントミックスのバランスがよいと思います。
しかも専業デペロッパーとはいえ第三セクターですからね。
優秀な担当者がいるのかなと思いました。

こういったテナントを見ると、むしろイオンモールつがる柏は
どうなっているのか気になりました。
また次の機会に行ってみようと思います。
いずれ、2つのSCがいい勝負を繰り広げているといっていいでしょう。
これからも切磋琢磨が続いてほしいものです。
テナントはごくありふれていますが、トータルとしては珍しいSCです。
機会があれば(なかなかないと思いますけど)足を運んでみてよいSCだと思います。

イオンモール土浦 [SC]

さてさて、茨城ツアー最後はイオンモール土浦を取り上げます。
こちらはイオン土浦ショッピングセンターでしたが、
イオンのモール型SCは全てイオンモールへ名称変更することになったので、
イオンリテールの物件ですが2011年11月21日より「イオンモール土浦」となりました。
臨店したのはその記念すべき(?)イオンモールとしての初日、
2011年11月21日(月)午前10時頃です。
(こちらも既に1週間過ぎてしまいましたが、お気になさらず・・・)
平日の朝でしたが、人ではまずまずでした。
駐車場はがらんとしていましたが、週末を基準に考えると「がらん」とであって、
店内には人が満遍なくいまして平日の朝にしてはかなりの上出来だとおもいます。
開店して2年ほどでしょうか、順調に育っているようです。

久々にデカイSCに行きましたのでチョッとテンションが上がりましたけど、
SCはおよそ80000平米、レイクタウンkazeとほぼ同じです。
これだけのサイズならやはりイオンモールを名乗らないとダメですよね。
遅まきながら名前とサイズが一致した感じです。
モールは3層でイオン土浦店と大型店(ノジマ、スポーツオーソリティ、シネマサンシャイン)
をモールでつなぐ形です。そしてモールは直線ではなく弧を描く形で変化をつけています。
昔の直線から今は曲線へと変化していますが、
モール部が基本吹き抜けを持つ構造はイオンモールって感じです。

しかし思ったのはイオン直営がデカイ!ということ。
でも、イオンの直営売り場面積は約18000平米と
新名取、水戸内原、大高、高知店あたりと同規模で大して大きいわけではないんです。
が、なんとも大きく感じるんですよね。イオン鈴鹿よりもでかいとおもったんですが、
そうでもなくごく標準的なサイズ(イオンとしては)。
やはり天井高とか見渡しとか広く感じる要素があるんでしょうね。

さて、イオンモール土浦で感じたのは大型専門店のレイアウトです。
イオン土浦店と両極をなす前述の大型店は箱形でどーんと両側にありますが、
モール部分に出店している大型店は、L字型や凹型になっていました。
無印良品とか未来屋書店、ペットシティなどですね。
その分モールに面したショップスペース作って、
より多くのショップが主通路に面するかたちで出店できるようになっている訳です。
これはなかなかうまいと思いましたね。
モールを歩いていてふらっと入ったら中は結構大きくてあらびっくり、という感じです。
また、テナントのサイズのバラエティを増やすことにもつながると思います。
最近のイオンモールは巨大化が進んでいますが、
結構店舗スペースが一定で出店できるショップが限られ
モールの同質化が避けられない様子を感じていました。
こういった形で、モール主通路に面するショップを増やしていく努力は大事だと思います。

あと、サブ通路の使い方でしょうか。
1階はレストラン街、2階は医療モール(名前があったのですが忘れてしまいました)、
3階はフードコートとなっています。飲食で埋めるのとアミューズメントで埋めるのが多いですが、
こちらは医療モールと専門店街のショップを上手く配していました。
やはりアミューズメントに頼るのはまり宜しくないと思うので、
こういった作りはなかなか面白いですね。
今後のモール型SCにおいて、その差別化要因は
サブモール部分の使い方になるんじゃないかと私は思います。
レイクタウンmoriなんかはビューティーゾーン、トヨタモール(オートモール)、医療モール
といったカテゴリー毎の専門店街を構築して売り出しています。
地方のモールではマーケットの制約がありますが、
スペース上必ず生じることの多いサブモールの作り方は、
これからまだまだ発展する可能性があると思いますね。

で、その他で目についたのが「present by JT」と銘打たれた喫煙スペースです。
モールの3階にありましたが、主通路上にきちんとサインが出ていて、
主通路から入って奥まったところにトイレの手前にありました。
まぁ喫煙スペースのあるSCはありますが、ピクトサインがあるくらいで
そんな堂々とした(?)喫煙所のサインを見ることがないので、チョッと驚いた次第。
ちなみに私が一番嫌いなのは出入り口脇に喫煙スペースを設けるパターン。
SMに多いですが、アレって最悪の配置ですよね。
だって、必ず通る出入り口にタバコの煙が流れてくるわけですから。
それを思えばこういった打ち出しもアリだと思います。

おっと、肝心なショップについてかいていませんでした。
が、ごくごくオーソドックスなテナントミックスだと思います。
アースミュージック&エコロジー ナチュラルストア、レプシィムローリーズファームといった
比較的高感度ショップ的なものからタオル美術館のようなスパイスのあるショップまでいろいろ。
もちろん、ユニクロ、ダイソー、無印、MIX-O、COEN、ビレッジバンガードといった
「いつもの」面々もそろって、使い勝手のいい世代を選ばないSCだと思います。

そして、土産物を買える!というのが実はここの一番の利点かも。
今回寄ったのは実は土産物を買うため。
イーアスつくばやLALAガーデンつくばではこういった買い物はちょっと・・・
西武やイオンつくばも駐車場がね、となってイオンモール土浦へ。
つくば土産も実は限られてしまい選ぶのが大変ですが。
まぁいろいろ使い勝手が良いということです。

今のところ順調なようです。つくば・土浦地区は大型店の出店が相次ぎ
競争環境はかなり厳しいところです。さらにイオンのモール計画があるようですし。
人口を考えるとどうなのか?という競合状態ですが、
今のところ順調に育っているSCといえるでしょう。
このところまちづくり三法の影響で大型店の出店も止まっていますし、
イオンの最新型を見たいという人にはお勧めのSCだと思います。
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