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イオンモール名取(2017年秋版)~宮城県イオンシリーズ・その1~ [SC]

今回から東日本大震災で被災した宮城県のイオンをシリーズで取り上げます。
たまたま行った店舗が被災していたんですけど・・・
まずはイオンモール名取から。
臨店は2017年9月29日(金)13:00頃です。

ここは東日本大震災で津波の被害は逃れたものの、
天井の落下など建物被害がでたようでしばらく休業していました。
イオンモールとしては最大の被害を受けた店舗になります。
津波被害がなくても、設備面の復旧って大変なんですね。
6月末まで全面営業再開がずれ込んだようですので。
まぁあの頃は物流面での混乱が続いていたのでその影響もあるでしょうけど。

以前、開店間もない頃「ダイヤモンドシティ エアリ」時代に
臨店したことがありまして、その頃は三越がありました。
しかし三越はたった2年で撤退、その後イオンモールへの転換、
東日本大震災の被災と数奇な運命をたどっているモールです。

さて、臨店は平日の金曜昼過ぎでしたが、なかなかのお客さんの入り具合。
各フロアにまんべんなくいましたし、
イオンの2階衣料品フロアや3階のキッズ・住余売り場にも
それなりに人が入っていましたので集客力はさすがです。
仙台からもそんなに遠くありませんし、子育て世代が多く見られた印象です。
母親と子供がベビーカーに乗って、という感じですね。
まぁ客単価がどうなっているかはわかりませんが、
人出を見る限りでは売り上げはそこそこ取れていると思います。

先に書いたように、元々はジャスコと三越の2核1モールでした。
三越が抜けたところは1階がFLAXUS、2階がコジマ×ビックカメラ、
3階がダイソー、イオンホール、ピアハートキッズランド(屋内遊園地)になっています。
ピアハートキッズランドは体を動かすタイプの屋内遊園地で、
屋内で体を動かすというトレンドは確実に生まれつつあると思います。
モールのターゲットにも合いますし、
実は意外と上手くいっているテナントだと思います。

FLAXUSはさすがの売り場で百貨店的なというか、
ファッションビル的なというか凝った作りで買い物が楽しそう。
うふふガールズみたいな感じですかね。
イオンのためにワールドが開発した何でもありのショップが、
今後化けるんじゃないかなと個人的には期待しています。
イオンモールが都心部へ出て行くとなれば、
そのキーテナント的な役割をとれるんじゃないかと思うんですよね。
地方都市の駅前でオーパなんかのキーテナントにしたら面白いと思います。
そのためにはダウンサイジングが必要になりますが、
狙い目ではないかと思いますよ。

一方、2,3階は逆にあっさりしすぎてそのギャップで
チ-プ感がまして閉まっているのが残念です。
しかし、3階はなんで無印良品とかユニクロとか
スポーツオーソリティとかを配置しなかったのか謎です・・・
イオンと反対側の吸引力が弱いかなと思います。

逆にモール部分はオーソドックスなテナントが埋まっていていい感じです。
イオンモールにしては珍しいエディーバウアー、サマンサモスモスケイッティオ、
オルビス、ABCクッキングスタジオなんかも入っていました。
やはり客層がそういったショップを成立させているのでしょう。
まぁもちろん、無印良品、ユニクロ、ZARA、ビレッジバンガード、
ダイソー、島村楽器、ワンズテラス、コムサイズムといった面々も健在です。
あと、最近よく見るニコアンドも入っていましたねぇ。
アダストリア傘下のブランドではスタジオクリップとともに
最近力を入れている感じがします。

そうそう、力を入れているといえば、モールで免税の表示が目立ちました。
モール全体が免税店ではないのですが、
ざっとみて半分近くが免税対応かと思われます。
仙台空港も近いのでインバウンド狙いなんでしょうねぇ。

久しぶりに行きましたが活気が失われていないようで安心しました。
そして開業10年を経て増床工事を始めたそうで2万平米増えるとか。
となると9万平米近い巨大モールになりますね。
うーん、それはそれででかすぎるんじゃないかと心配になります。
現時点でザ・モール仙台長町+ララガーデン長町とほぼ同じクラスでしょう。
2万平米プラスということは三井アウトレットパーク仙台港を
プラスする感じでしょうか?
ぶっちぎりの東北1番店を目指すようですね。
またその巨大店舗ができたら楽しみに臨店したいと思います。
気になるのはどうやって床を埋めるかですがねぇ・・・
インバウンド狙いという側面もあるかもですが。

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ゆめタウン出雲~中国の雄が見せる力~ [SC]

イズミのゆめタウンにデビューしてきました。
臨店は2017年3月22日(水)20:15頃です。
東北人の私にとっては初のゆめタウン。
イオンに真っ向からSCで勝負するイズミの
ゆめタウンに念願のデビューとなりました。

さて、ざっくりとみていきましょう。
本館、東館、別館の3館体制でGMSメインのSCとしては珍しい形です。
別館と言っても、1階は駐車場で2階にスーパースポーツゼビオがある建物を
歩道橋でつないでいるだけで実質的にはお隣さんという感じ。
連絡通路ではなく屋根なしの歩道橋です。
東館も1階は駐車場、2階が専門店街となっています。
こちらが実質的なモールですね。
本館は1,2階が売り場ですが、イズミのGMSにテナントがくっついている部分と、
専門店ブロックがある箱形GMSといった趣でありました。

島根最大級の売場約34000平米のようですが、
店舗のラインナップもユニクロ、無印良品、ABCマート、コムサイズム、
ビレッジバンガード、アクシーズファム、スタジオクリップなどの
いつもの面々(?)がそろっています。
どちらかというとレディースファッションが弱いかな、
と思いますがマーケットを考えるとこのくらいのラインナップが
ちょうどいいのかと思います。
充実していたのは飲食関係でしょうか。
レストラン街が本館1階に、東館2階にフードコートが、
東館2階に別途スターバックスコーヒー、
本館1階にもレストラン街のほかにサンマルクカフェ、
ケンタッキーフライドチキンがあり規模の割には充実しているなと。
まぁ臨店時間にはさすがにフードコートはスカスカでしたけど。

臨店中におもしろかったのが、閉店時間(21:30)の1時間前から
一部照明を落とす減灯営業に移行すること。
省エネのためということでしたが、来客もそれだけ少ないってことですよね。
イズミの直営部分もレジをかなり締めて従業員も少なめの省エネ営業でした。
お客さんはレジで買おうとすると従業員を探す光景が見られましたが、
1つの売場に従業員1人でレジも接客も売場作りもこなすということなんでしょう。
それはそれでありだと思いますね。
別にレジに人を貼り付けなくてもお客さんに声をかけてもらえばいいと。
レジに人を置く代わりに集中レジにしてお客さんに足を運んでもらうのと、
売場の人間に声をかけてもらうのは大して手間は変わりません。
こういった割り切りも人手不足時代には必要なことではないかと思います。

さて、イズミの部分を見てみましょう。
個人的な感想では、イトーヨーカドーの箱形GMSに、
西友の食品売場とイオンスタイルの衣料品売場と
アピタの住予売場をくっつけた感じでした。

衣料・服飾の売場でおもしろいと思ったのが什器。
ガラスの棚板が基本です。
衣料もハンガー陳列とその上段にガラス棚板一枚の什器を多用し、
主通路沿いもガラスの多段陳列棚でGMSとは思えない雰囲気でした。
これと比べるとヨーカドーの昭和感は半端ないですね。
西日本からほぼ撤退状態なのもうなずけます。

あと、食品以外は「8」円で値付けをそろえていません。
2980円とか19800円とか皆やりますが、イズミは3000円とか20000円とか
きりのよい数字で値付けしています。こだわりでしょうね。
消費税8%にもなると、税込みの値段を考えるのはこういった
きりのよい数字の方がお客としては計算しやすいかも、と思いました。
文具のボールペンなども100円ですからね。
ある意味100均のようなわかりやすい値付けが
中国地方では支持されている一因かもしれません。

ただ、唯一がっかりだったのは食品売場。
通路にはカートトラックでどーんと置かれたサービス品や
主通路柱周りには箱積みされたお買い得品で賑やか。
売れてる感じがひしひしと伝わってきました。
それはいいんですけど、売場の中に見られた
防火シャッターラインぎりぎりの商品陳列はいただけません。
ラインを踏んでないからいいと思ってるんでしょうけど、
あればいざというとき閉まりませんよ、あの防火シャッター。
売り上げのある食品売場によく見られるアクティブな陳列は勢いを感じますが、
ラインを踏まなきゃいいんでしょ、という担当者の意識の低さと、
課長か何かはわかりませんが管理職が
リスク管理を甘く見る食品売場であると強く感じました。
売り上げはすべてを癒やす、を地で行ってる感じですね。
売れているのでむしろ人や売場に「投資」する余裕があるはずです。
もう一度売り上げ意外に目を向けてほしいと強く感じました。
それ以外は勉強になる店舗だったと思います。

今回は平日の夜になってしまいましたが、
今度は週末の昼間に来てお客さんがなぜこうも集まるのか、
買い物行動を見ながらじっくり見学したいなと思います。
やっぱり普段見られない企業の売場は参考になります。
これだからストアコンパリゾンはやめられない!

S-PAL仙台(2016秋) [SC]

リニューアルして半年経ちましたがS-PAL仙台店へようやく行ってきました。
臨店は2016年10月23日(日)18:00頃です。

仙台駅ビルの再開発で大きく生まれ変わりました。
東館の増床にあわせ本館もリニューアル、ガラッと雰囲気を変えましたね。
簡単に私のイメージで言うと、本館はカップル向け、
東館は意識高い系向け、part2は男子禁制、という感じでしょうか。
特に本館は男子の敷居が高くなってしまいました。

東館は東西自由通路を挟んで2つに分かれるようになっていまして、
通路の雰囲気はミニ大阪駅。
まぁ二つに分かれたお陰で売場はすっきり役割分担出来ています。
北側は2階に土産物、3階にレストラン、4階は保育園と医療モールと
サービス系をフロアがとに明確に区別し、
はっきりしていて使う側には良いですね。

東館南側は2階にスイーツ系、飲食を揃えて自由通路にアピールしています。
また、本館側にはアーバンリサーチやシップスブルーストアなど、
本館とテイストを併せたショップを置き、自然なレイアウトになっています。
3階には雑貨とファッションがありますが、個人的には雑貨に注目。
中川正七商店とカネイリ スタンダード ストア、ザ・スタディールーム、
エブリデイ バイ コレックスと行った面々ですね。
フランフランのようなポップさとも、無印のようなシンプルとも違う、
ナチュラルテイストと切り口のおもしろさをもつ雑貨がそろっています。
まぁ無印は本館にありますし、ロフトは駅前に大型店がありますから、
こういったラインナップになったんでしょうけど良い感じです。
もちろんアローズのグリーンレーベルリラクシングが本館から移ってきたり、
ファッションのショップも3階の半分を占めます。
そして4階には待ちに待った東急ハンズ。
東京駅の大丸にあるハンズをギュッとワンフロアに押し込んだ感じです。
必要な品揃えはありますので、ファッションとしての雑貨は十分です。
ガチなハンドメイド系はHCへということでいいのではないでしょうか。
あと、個人的には4階にノースフェースが出来たのが嬉しいですネ。

本館は1階の無印と3階のくまざわ書店くらいしか男は行き場所がありません(笑)
3階にはローリーズファームやハニーズ、プラザにリラックマストアなど、
ティーンから若い層向けのショップと書店やメガネといった雑貨系が同居しています。
2階はもろ20~30代のファッションがずらり。
ユナイテッドアローズとローズバッドがお出迎えし、
アダムエロペ、ナチュラルビューティーベシックなどがぐっと待ち構えています。
カナル4℃やサマンサティアラ・シルバといったジュエリーも固めて出店していますし、
カフェコムサもあります。そういえばカフェコムサはめっきり減った印象が。
仙台ではずっと頑張って欲しいですね。
1階には無印良品がどーんとあります。
あとはミセス向けのショップがそろうゾーンがあるかと思えば、
ルピシアやトミーズといった食のショップも有りバラエティー豊かなフロアです。
ここが一番「包容力」があるフロアかも知れませんね。
で、地下1階はレストラン、土産物フロアです。
このあたりは、ザ・駅ビルです。

駅ビルで新幹線が上を走る本館は3階の天井も押さえられてちょっと窮屈ですが、
東館は通路も広く開放感があります。
両館を自然につないだ、といいたいところですが、
2階は自動ドアでいったん外に出る形でアレレという感じ。
3階は普通につながっているのにこれは消防法とかのからみでしょうか。
古い本館も2,3階は天井が低いという以外はイメージを一新して良い感じです。

S-PAL仙台店で思うのはUAが3店舗かな、Samanthaも4ショップという具合に、
同じ会社のマルチブランド展開が多くなっています。
ファッションビルやSCは皆そうなっているんでしょうけど、
なんかここは目立ちます。
PARCO2も出来ましたし(こっちもレポートしたいところです・・)、
テナント集めはなかなか激戦なのが伝わってきますね。
立地は最高ですが、今後東口のヨドバシが新しく出来たら
また変化が起きそうで対応は大変そう。
客としては嬉しい限りですが今後の変遷にも注目です。

イオンモール天童~ローカルSCもテナントミックス~ [SC]

ちょっと臨店から間が空いてしまいましたがイオンモール天童の訪問記です。
臨店は2016年1月1日(金)10:30頃です。
今年の初売りは山形県にあるローカルSCに参戦しました。
やはり人がごった返していました。駐車場もいっぱいでしたし。

ここは区画整理地区であるにもかかわらず1区画が狭いため
平面駐車場はほとんどモールと駐車場の間に公道を挟んでいます。
もうちょっと区画を考えても良かったんじゃないの?と思いますがね。
こればっかりはイオンもどうしようもない訳で仕方ないですが、
地方なので歩道橋がある訳でもなくみなゾロゾロ道路を横切っています。
幹線道路ではないですが、いずれ問題になりませんかねぇ。
今のところ問題はなさそうですが、あまりいい駐車場レイアウトではありません。
イオンの出店をもっと小さくしたかったとか思惑はいろいろあったのかも知れませんけど。

さて、こちらは山形県で3つめのイオンモール。
イオンモール山形南はイオン山形南SCから移管されたイオンリテール物件ですので、
イオンモール開発物件としては2件目になります。
開業は2014/3/21ですからまもなく2周年となりますが、まだまだ鮮度を感じました。
サイズはイオンモールのWEBによると47000平米ですからまぁまぁですね。
東北のイオンモールでは名取、下田、秋田、大曲の次で4番手。
2フロアですのでさほど大きくはないですがモール内は結構大きく感じました。

イオン天童店を北側に、1階南側にH&M、ユニクロ、OLD NAVYの大型テナント、
2階南側にはイオンシネマ、フードコート、ソユーゲームフィールドを配し、
今時のイオンモールらしくウェーブしたモール部で構成されています。
このモールで感じたのは、南側の大型テナント以外のモール部のテナントは
間口がさほど違わないこと。奥行の違いで面積を調整しており、
主通路に面する幅は2倍程度に収まっています。
ハニーズ、ライトオン、グローバルワーク、モンベル、ムラサキスポーツ、アスビー
あたりはもう2,3倍のサイズでもいいはず。かなりコンパクトでした。

でも、その分サイズの割にはさまざまなテナントが入っています。
特に雑貨類は充実を感じましたね。
off&onキッチン、one'sterace、3coins、チチカカ、サンリオギフトゲート、などなど。
もちろんビレッジバンガードやセリアもあって「雑貨の幅」は広かったです。

また、モンベルが超小型店ですが入っていました。
ららぽーとエクスポシティのさらに半分といった感じですが、
このサイズを天童で試していると言うことは、
うまく行けば他のイオンモールにも出てくるかもしれませんね。
都市部の出店余地は限られますし、むしろ地方ほどアウトドアやってますから。
賃料との兼ね合いがあるでしょうけど
アウトドアショップの地方展開に個人的には注目しています。

アパレルでは最近H&MとOLDNAVYの出店が最近目立つような気がします。
ZARAよりも地方に積極的に挑戦しているような・・・
ただ、ユニクロと比べると商品力はどうなんだろうと思ってしまいますがね。
他にはアズールバイマウジー、アース&ミュージックナチュラルストア、
anysis、OZOC、ベネトン、GALFITあたりもきちんと入っていまして、バランスはよいですね。
でも、最近イオンモールでコムサイズムを見なくなった気がするのは私だけでしょうか。
あと無印良品。ローカルのイオンモールでめっきり見なくなった気がします。

サービステナントとしてイオンクレジットの暮らしのマネープラザが入り、
また荘内銀行のインストアプランチもあります。
一応暮らしのマネープラザもインストアブランチの端くれですので2店舗ですか。
これも地方では大きな挑戦だと思います。
イオン銀行の存在がまだ小さいから並存出来るのか?
その辺は今後の成り行きを見てみないと何とも言えません。
荘内銀行はかなり早い時期からイオンでインストアブランチを展開していましたから、
負けられない勝負だと思いますよ。

このSCをトータルで見て思ったのはバランスの良さです。
テナントのサイズは小振りだけど、非常にバランスよくテナントが入っています。
アパレル、雑貨、サービスのテナントミックス、これって大事ですよねぇ。
小さくてもいいからあのテナントを!というショップを揃えられれば強いです。
そういう挑戦をイオンモールも、テナントとなる企業側も始めたのかな、そんな感じがします。
こういうローカルSCが出来ると、仙台や新潟、広島、福岡など
地方の中核都市(支店経済の街ですね)に展開する商業集積も
徐々にダメージを受けるかも、そんな予感がしたSCでした。

ルクア1100~腰の定まらぬファッションビル~ [SC]

大阪駅ビルに新しく(?)オープンしたルクア1100(イーレ)を覗いてきました。
臨店は2016年1月9日(土)10:30頃です。

売り上げ不振で三越伊勢丹から業態転換したこちらのファッションビル、
百貨店から隣のルクアの姉妹店になりました。
今は亡き三越伊勢丹時代の記事はこちらにありますが、
まぁ良くも悪くもそこに書いたような改装になってしまいました。
でも、よかったところもあります。
まずはそのあたりから書いていきましょう。

いきなり上階に飛びますが、9階はほぼ梅田蔦谷書店。
陸上のトラックをイメージした作りになっています。
書籍の目的買いには適しませんが、本との出会いを楽しめそうな書店でした。
エスカレーターを中央にトラック状の主通路、それを取り囲むような書籍の棚、
トラックの内側にはスターバックスコーヒーがあってホッと一息。
狙ったかのようにお客でスタバはいっぱいでした。
また、外周部はappleやツタヤモバイルなど、ツタヤ運営ショップの他、
JTB、ウエディングデザインラボ、ハング&オルフセンなどがシームレスに並んで
蔦谷書店との一体感を持った展開がされていました。
このフロアはツタヤが一括リースしてデザインしたんでしょうけど、見事。
あとは売上が付いてきてくれれば完璧ですが、
そこそこいい線行っているのではないかと感じました。

6階はグローバルトレンド・フロアとしてオールドネイビー、フォーエバー21、
コロニー2139、ショップインの4ショップのみの構成です。
このフロアだけが大型ショップの集合ですね。非常にシンプルです。
各フロアに核となる大型ショップを置く例が多いですが、
この思い切りは面白いと思いました。しかも手頃な価格帯のショップですし。

8階はメンズフロアですが、ここはさほど三越伊勢丹時代と変わらぬ雰囲気かと思います。
もともと客が入っていましたし、さほどいじる必要もなかったのかなと。
スーツや服飾雑貨が平場で展開されているのをメインに、
アーバンリサーチのようなショップから、プロテカやサムソナイト、果ては999.9まで幅広く、
ノースフェースなんかもあってメンズは手頃なワンフロアにまとめられていました。
元々三越伊勢丹時代もメンズフロアにはお客がいたので
果たしてワンフロアで十分なのか?という疑問はありますが・・・
まぁ確実に稼げる規模という意味ではちょうどいいのかも知れません。

7階はライフスタイルフロアとなっていました。
中川正七商店とフライングタイガーコペンハーゲンが同じフロアに入っているのは
フロアマップで見ると不思議ですが、売場では違和感なし。
さまざまな価格帯のショップを上手くグラデーション状に配置した感じです。
個人的に木製雑貨のハコアなんかはまたゆっくり見たいと思いました。
百貨店から転換してここが一番上手くはまったフロアかなと思いましたね。
ショップのウイングをいい形で広げられたと思います。

4階はイセタングローゼットとして百貨店ブランドがそろい踏みです。
百貨店ブランドと行ってもラグジュアリーではなく、
ブラックレーベル、ブルーレーベル、セオリー、マッキントッシュフィロソフィー、
ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベルといったショップと、
レディ フォア ザ ウェークエンド、ジーンズといった伊勢丹編集の売場を組み合わせています。
そうそう、コントワー・デ・コトニエはここで唯一のファーストリテイリングブランドでしょうか。

結局、伊勢丹ブランドはワンフロア分しか大阪では受けなかったんでしょうかねぇ。
イセタンショップとしてルクア1100内に8ショップ(フロア)展開していますが、
三越に不振の責任を押しつけ伊勢丹が大きな顔をしている感じがします。
でも、本当にそうなんでしょうか?伊勢丹が受けなかったのに三越を外したのはなぜ?
個人的にはそう思います。ルクアとの関連性を高めたので若者向けの伊勢丹が
前面に出たんでしょうけど、それは既に三越伊勢丹として取り組んできたはず。
イオンモールに出店するビブレくらい割り切った方がよかったと思いますけどねぇ、伊勢丹。
せめてアリオに出てる西武ショップくらいにするとか。
ちょっと欲張った8ショップ体制だと思いますよ。
もしくはイセタンショップとせずに個別のショップとして売り出しておけば、
今後多店舗展開とか考えやすくなったと思うのですが。
ただ、買い物客がイセタンショップを意識しているかといえば、
まぁそれはなさそうなので後日しれっとイセタンショップの括りを取ってしまう、
そんな荒技(?)もありでしょうね。

何故そう思うかというと、やはり半分くらいのフロアが百貨店なんですよね、売場の雰囲気が。
1,2,7,9階あたりはファッションビルっぽい感じですが、それ以外はやっぱりね。
2階から4階の吹き抜けは大きなオブジェが撤去されてましたが、
3階は吹き抜けが見えるものの4階はそこを囲むようにショップの棚があって
すごい閉塞感がありました。
よほど伊勢丹はあの吹き抜けが嫌いなのか?
3階はまだ生かしている感じがするのでちぐはぐですね。
でも、やっぱりファッションビルだなと感じる部分もあり、その辺が惜しいところです。
私が腰が定まらないな~と感じた所以ですね。

フロアガイドではメンズフロアはあるけどレディースフロアはありません。
ほぼレディースフロアは多いですけど。
モード、エレガンス、カジュアル、といったグレードというかシチュエーションというか、
そういう新しい売場を作りたいというのが見て取れます。
それが百貨店らしさとファッションビルらしさのせめぎ合いになっているんでしょう。

今回ルクアは見てこなかったので全体では何とも言えませんが、
三越伊勢丹時代からは明らかにお客は増えています。
それをどう判断するかは難しいところ。
もうちょっとお客さんは欲しいかなと言うところでしょうか。
まぁルクア1100となった所以はさておき、今後もいろいろ施策が出されるでしょうから、
その推移を見守りたいと思います。

イオンモール京都~都市型イオンモールの鍵~ [SC]

いろいろ曰く付きの物件として業界で有名な(?)イオンモール京都に行ってきました。
臨店は2016年1月9日(土)18:00頃です。
京都駅八条口に立地し都会のど真ん中、果たしてイオンモールはやっていけるのか?
そんな事が出店当時は言われていましたね。
ということもあって興味津々でいってまいりました。

このSCは出自がイオンモールとしては異例です。
まず、元々は違うデベロッパーが開発していました。
が、工事途中でデベロッパーが破綻、
工事を請け負っていた清水建設が引き取って工事を続行、
イオンモールにPMにだし、その後イオンモールが買収したという物件。
まぁおまけとしてさらに現在はイオンリートの所有物件ですけどね。
最初のデベロッパーが破綻したときは京都駅前の再開発がどうなる?
とニュースになったのを覚えています。
そんな経歴なので建物は全くもってイオンモールらしくありません。
店内のデザインもイオン臭がなくある意味新鮮です。

ここはメインのsakura館と大型専門店を集めたkaede館の2館体制ですが、
sakura館には大きな大階段があって(もちろんエスカレーターもアリ)
そこを登れば各フロアに直接入れます。
思いっきり京都駅の大階段を意識してますよねぇ。
ある意味京都らしい「仕掛け」ではあります。

kaede館の方は1階にトイザらス・ベビーザラス、
2階に大垣書店とイオンペット、3階はスーパースポーツゼビオ、
4階には家具のinteriorheartsがあって非常にわかりやすいです。
2,3階にsakura館との連絡通路があるので回遊性もまぁまぁ。
唯一問題点と言えば、上下の移動がフロア真ん中のエスカレーターなので、
そこでの盗難対策くらいでしょうか。
でもそれ以上にワンフロアを使えるメリットはあると思います。
各店とも規模を生かして品揃えがよく時間は遅かったですがそれなりの来店客がいました。
別館は大抵集客面で不利ですから(しかもここは公道を挟んで)、
目的買いの買い物客を狙ったラインナップをよく揃えたと思います。
反面、各店の関連性は薄いのは仕方ないですけど。

メイン(であろう)sakura館の方は、箱形で全くイオンモールらしくありません。
が、やたら通路が多い感じです。
主通路に沿って並べるとショップの1面だけがお客の目に触れますが、
ここは背中合わせの配置やトイレや出入り口との通路を上手く使って、
2面3面が通路に接するよう配置されています。
先に述べた大階段があるので入口が多い他、
エスカレーターやエレベーターが分散している複雑な作りを
むしろ上手く生かしていると感じました。
得てしてわかりやすい主通路を作ってしまいますので新鮮でした。
まぁお陰で自分の位置をロストしがちですが、すぐになれるでしょう。

テナントはエキスポシティと違って大小さまざま。
大型テナントとしては1階に光洋、ZARA、2階に無印良品、
3階にユニクロ、ソフマップ、4階にダイソー、手芸のドリーム、5階はシネコン、
といった具合に各フロアにばらけています。
2階は無印が目立ちますが、他にそこそこの大きさで
AZUL by moussy、GAP、TOMMY HILFIGER、
UNITED ARROWS green label relaxing、などなどポイント押さえたショップを置き、
フロア全体でバランスよく配置しています。
そうそう、無印といえば、レジが私が見た限り9台ありました。
京都府下最大級を言うだけあってさすがですね。
有楽町の無印にも負けない台数かと(笑)
私がのぞいたときも4台動いてましたから売れてるんでしょうね。

3階はユニクロ、ソフマップの他、ライトオン、モンベル、ABCマート、
スーパースーツストアといった大きめのショップを建物外周に配し、
中央部に細かく通路を切ってほのかのショップを置いていました。
2階は大小入り乱れての配置でしたから随分雰囲気が違っています。
その違いを楽しむのもよいかもです。

4階はフードコートにレストラン街、ナムコ、ホビー・雑貨の
各ショップ(ダイソー、ビレッジバンガードなど)があります。
私が一番驚いたのは鉄道模型専門店ポポンデッタ。熱いです!
ジオラマがあって、購入した模型を走らせることも出来る模様。
JR西日本の鉄道博物館ができたら帰りはこちらへ是非、ということですね。
こういうショップが成立するのは都会ならでは。
あべのQ’sモールに歴史ショップありましたがあれ以来の衝撃でした。

しかし1階はちょっと元気がなかったですね。
空きテナントも見受けられました。ZARAが入口すぐの1等地にありましたが、
服飾雑貨系のショップがいくつかあるだけであとは光洋やベーカリーとなっているので、
集客面で苦戦していますね。ショップに流れずエスカレーターで上に上がってしまうか、
食品に流れてしまうか、そんな感じです。1階はてこ入れが必要でしょう。
明らかに客の姿が少なく店員も手持ちぶさたな感じでした。

光洋は凸型と言いましょうか、レジが手前に突き出ていまして、
非常に買い物しにくい形でしたね。
主通路も作れず、売場も”押し込んだ”感じです。
が、それがいいか悪いかは別問題。
来客もそれなりにいて京都駅近辺の住民、及び近隣ホテルから
流れてきた夕食需要はかなり高いとみました。
でも、7時前なのにかなり総菜は見切りが入っているんですよね。
特にホテル街ですので夕食、朝食需要の取り込みは重要でしょう。
日中と夕方の売場の切替をもっと上手く出来れば、
特に総菜の売上は変わってくるんじゃないかと思いました。
旅行客っぽい人も多かったですし、
もう一度マーケット開拓に取り組んでみて欲しいと思います。
そうなるとドリンクやパン、スナック類のレイアウトも考える必要がありますが。

売場が大きくないのでやれることは限られますが、
全体のレイアウトは一考の余地があるんじゃないかと私は思います。
せめて主通路は一本真ん中でいいので通して欲しいなぁ。
横一本で売場の真ん中を突っ切る主通路、
例がないけどあそこの売場ならありかと思うんですよねぇ。

という感じで結局評価としてはどうなの?ということになりますが、
イオンが作らなかったのが幸いして見所がたくさんある面白いSCだと思います。
ここにイオンモールが自作していたらどんなSCだが出来たんだろう?
それは今後出来るイオンモールで確認しましょう。

ららぽーとEXPOCITY [SC]

相変わらず散発的な更新ですが、本年もよろしくお願いします。
さて、正月早々大阪のららぽーとEXPOCITYに行ってきました。
2015年11月19日オープンのニュースを見て以来行ってみたいと思ってたんですが、
西日本におけるららぽーとの集大成のSCといえる存在だと実感しました。
臨店は2016年1月9日(土)12:00頃です。

大阪モノレール万博記念公園駅からスロープで直結(?)しています。
まるで舞浜駅前か?と思うくらい駅からの行列がSCに吸い込まれていました。
すごいですねぇ・・・ららぽーと東京ベイは駅から少々ありますし、
イオンレイクタウンは駅ほぼ直結ですのでまた違う感じ。
それこそ万博開催中かという人並みでなかなか見ない光景です。
まぁ3連休の初日正午、快晴と条件はよかったですからね。
当然と言えば当然なんでしょう。
ららぽーとというだけあって無核SCです。
イオン、セブン&アイはGMSが核になりますが、ららぽーとは無核。
まぁ厳密には大型店をバランスよく配置して核代わり、ということなんでしょうけど。
ららぽーとの作りはいいと思いますよ。ソウでなければイオンモールの対抗軸が出来ませんから。
アリオはいまだ都市型多層階SCでモールという感じはまだまだ。
地方も含め全国展開するモール型SCは核を持つイオンモールV.S.無核ららぽーと、
そんでもって無秩序なアウトレットの3極と言ったところでしょう。
西日本はそこにイズミゆめタウンとフジグランが割って入りますが。
平和堂のアルプラザも最近元気がないようですのでちょっと置いていかれた感じです。
ユニーのウォークも正直今後出店は伸びないでしょうし。
地方在住者(というか東・北日本在住者には寂しい状況が続きます。
あっ、北日本にはららぽーとはほぼありませんね・・・

さてさて、話をこちらのららぽーとEXPOCITYに戻しましょう。
ココの売りはなんと言ってもSC正面にそびえる
ガンダムとシャアザクの立像がること!(えっ?偏ってますか)
いい歳こいた大人がみな写真を撮りまくってました。
もちろん私もその一員でしたが。
お台場のダイバーシティの等身大ガンダムといい、三井不動産やりますなぁ。
売り上げはたいしたことないですがガンダムcafeも
ずいぶん賑わっていて大いなるキラーコンテンツですね。

そうそう、このSCの規模を書いておきましょう。
数字がいろいろありますが、三井不動産のサイトを見ると店舗面積が71000平米とあります。
違う数字で88000平米とあるのは届け出面積でしょうか。
まぁどっちにしろ西日本最大級のSCであることは間違いありません。
3層でおおざっぱに言うと8の字型とでも言いましょうか、
イオンモールのように主通路1本ではありません。
まさに回遊を優先した作りのSCとなっています。
エスカレーターも中央の吹き抜けはタテに重なっていますが、
それ以外は斜めにずらして配置されていて、
ただ上がるだけ、降りるだけということのないように配置されていました。
やはり歩いてもらいたいということがひしひしと伝わってきました。

おもしろかったのは、8の字の主通路は外光が入るようなっているのですが、
1,2,3階それぞれにずらして植え込み緑化スペースがありました。
普通やっても1階だけとかですが、軽量土壌を入れるなど工夫したんでしょうね。
ちゃんと木も2,3階に植えてありました。イオンより木を植えている感じがしましたね(笑)。

あと感じたのはテナントを意識して小さくしているのではないか、ということ。
食品のイズミヤはある程度の売り場が必要なので仕方ないですが、
ユニクロやZARA、アバクロ、H&MもSCのサイズにしては小さいと感じました。
両サイドがオレンジサイド、グリーンサイドと名付けられ、
2,3店舗を固めて配置していますが、大型テナントというよりは中型テナントサイズ。
大きく出来るんだけどあえて抑え気味にして退店リスクを減らしているのかな、
そんな印象を持ちました。
大型店に頼らず、ショップのバラエティー性で集客したい、
その考えこそがららぽーとの存在意義だと思いますしいいと思います。
ユニクロにしろ無印にしろ別に大型店舗はあるわけで、
行きたい人はそちらにどうぞという割り切りは大事だと思います。

実際、みて感じたのはそのショップラインナップの充実です。
アパレル、スポーツ、アウトドア、家電、雑貨、食品、時計、食器、玩具、
ほぼフルラインでそろっています。
ただ、いつも思うのは何故イオンもららぽーともHCを入れないんでしょうかねぇ。
HC側が床を多く求めるのと賃料のバランスが取れないのが原因でしょうけど。
両者歩み寄って是非HC入りSCを作って欲しいと思います。

各テナントがワンサイズダウンで出店している感じがするので、
PLAZAやモンベル、マツキヨあたりはぎゅっと締まった品揃えで、
むしろこのサイズを今後主力にすれば出店余地が広がるのかな、と思ったりしました。
都市部のSCは競争も激しくすでに出店余地も限られます。
そういった意味では地方を狙った店舗開発は必須ですからね。
他にも地方展開したら面白いかもと感じたショップもありました。
ここで試行錯誤してプロトタイプを開発して全国のららぽーとに、
という思惑もあるかも知れませんね。
イオンレイクタウンは埋めるのに精一杯という感じを受けましたが、
こちらはららぽーとの余裕を感じました。

一方、通常サイズのテナントもみられます。
キディランドやグローバルワーク、ティファール、リーガルなんかはそうですね。
競合が少ないところは大きくなったのかな?あるいは適正サイズがここにフィットしていたとか。
そういった意味ではメリハリのあるSCです。
いちいち上げるとキリがないのであとはご自分の目で確認してみて下さい。

ここではイズミヤにデビューしました。
北日本在住にとってイズミヤなんてまず行く機会がありません。
感じたのは基本に忠実なSMとなっていました。
価格もフツー(としか言いようがないです・・・)品揃えも食品は十分、
ノンフーズはSCで買ってね、という感じでかなり圧縮気味でした。
SCの正確もあって、生鮮は作業場が見える今時の対面を意識した作りです。
個人的に気に入ったのは円柱形のドレッシングタワー。
ドレッシングの瓶を意識した上部のディスプレーと中、下段のドレッシングの数々。
これは目に付きます。初めて見る売り方に感動しました。
ちょっと気になったのは駐車券サービスに1人専従で充てていたこと。
1人必要なほど需要の高いのサービスであるならば、そのコストは馬鹿になりませんよね。
駐車場代を含めここのコストをどう下げていくか、意外と大事なポイントではないかと思います。

ちょっと1本の記事では駆け足ですが、いいSCです。
またゆっくり1日掛けて回りたくなるSCでした。
久しぶりにこういうSCに出会えてよかったです。
大阪にこれに対抗するイオンモールはどこになるのか、イオンの次の一手に注目しましょう。

イオンモールつがる柏 [SC]

お盆に行ってまいりましたのはイオンモールつがる柏。
言わずと知れたイオンモール1号店です。
イオンモールの歴史はここから始まった訳ですね。
イオンがモール展開を積極化した当時のかけ声通り、
「カエルの鳴く」田んぼのど真ん中の立地です。
臨店は2015年8月13日(木)13:30頃です。

実は臨店も久しぶりのこのSC。
以前は津軽地方一円から集客するモールでして、
その後映画館を増床していますが、建物的な変化はそれだけですね。
売場は5万平米ほどとまぁまぁの規模を持っています。
まぁまぁといっても津軽地方としては大きすぎるかも知れませんが・・・
青森県人には、テレビコマーシャルでやってたかけ声、
「イオン柏ショッピングセンター、WADONA!(「私とあなた」の津軽弁)」
あれが耳に残っていると思います。
(ちなみにイオンショッピングセンター(直営)でニックネームが付いていたのは少ないですよね。
ふと思いつくのは鈴鹿のベルシティくらいでしょうか)

テナントは変化があって、結論から言うと五所川原のエルム(核はヨーカドーです)に
かなりやられていると言うのが正直なところ。
以前は無印良品やホーマックが入っていましたら今はなし。
それでもエルムにはないシネコンがあるのが差別ポイントでしょうか。

さて、このモールはイオンにとっての記念碑的モール。
今となっては絶滅してしまった感のある(?)直線のモール、
レストラン街とフードコートが1階に並ぶレイアウト、
吹き抜けの少ない2階の主通路、などなど。
今となっては垢抜けない感じがしますが、
当時としては大いに革新的だった訳で、歴史を感じます。

また、今となっては低い天井ですが、2階を歩くと天井に空いた天窓から
燦々と光が差し込む(というか今年の夏は暑すぎましたが)作りは、
高い天井越しの光と違って空を感じられる空間でした。
一様に高い天井をつくるよりも、こういう空を感じられる吹き抜けを作るのも
趣があっていいんじゃないかなと思いますね。
空を感じられたのは柏のららぽーと以来でした。
あそこもガラス天井越しに空がみえて美しかったですから。

さてさて、歴史ばかり振り返らずSCを見ましょう。
キーテナントはもちろんイオンつがる柏店。
私も十数年ぶりに訪れたので忘れてしまいましたが、
昔は2階に衣料品があったはずですがいまは1階におりてきています。
テナントの入れ替わりによって1階のイオン部分が拡大、
2階がテナント化しているようです。(まだ2階にホビーや寝具が残ってますが。)
何となくSuCのようなレイアウトなりつつあるような・・・そんな感じですね。
品揃えはもちろんイオン。レイアウトが変なだけで品揃えに問題はないです。

ただ1階の食品売り場はモール部分と数十センチの段差があります。
そこは2本のスロープでつないでいまして、
スロープの間にHBCを展開しアクセントになっています。
買い物はしづらいですが売り場はわかりやすいですね。
2階はフラットなモールですのでそこだけがちょっと変わったところ。

そうそう、ここの食品売り場は結構大きいです。
ざっと見て700坪クラスかと。
その割には店が古いので主通路にワゴンや平台冷ケースもなく、
すっきりとした売場です。今となっては潔いと言いますか・・・
売場はデカイので品揃えは十分ですし、
平日と休日の集客の差を考えると、
迂闊に平台を増やすのは考え物ですから、
週末は補充回数で勝負、と言うところでしょうか。
お盆と言うこともありそれなりの人出がありました。
エルムが混んでいるので食品はこちらで、というお客も一定数いそうですしね。

衣料品はモール部分にせり出したお陰か?
なんかテナントのような売場になってましてイオン臭(?)がしなかったです。
これもケガの功名ですかね。イオンスタイルストアとも違い、
私的には好きな雰囲気でした。売れているのかどうかは不明ですが。
いろんな意味でイオン部分は一見の価値はあると思います。

一方のモール部分のテナントですが、コムサイズムがあります。
おっ、踏みとどまっているのか!と正直思いました。
あとはハッシュアッシュ、anyfam、スコットクラブ、アクシーズファム、
ビレッジバンガード、ダイソー、文教堂、
アメリカ屋、ライトオン、西松屋、HMVなどなど。
こうやって見るとそんなに悪いラインナップではないと思います。
あとトーカイが入っていましたが最近手芸店がSCに出るのが増えましたね。

ちょっと変わったのはリサイクルショップのリサイクルキングが1階にありました。
リサイクルショップというか買い取り店というか、
こういうショップも地方ではテナントになるんですね。
また2階に家具ディスカウントの活彩倉庫が出店したのも目に付きました。
こちらは結構スペースも取っていましたし。
ディスカウントというかカテゴリーキラー的な扱いでしょう。
2階には2区画の空きスペースもありましたし、
こういうテナントも入れざるを得ないというのが正直なところなんでしょうね。
まぁSCの雰囲気をさほど壊すテナントではありませんでしたので、
テナント開発を試行錯誤している感じはしました。

あと別棟のペトラス。
イオンモール的に扱いが悩ましいところかと。
最初の勢いでは全てのイオンのSCに置くのかと思えばそうでもなく、
ちょっと立ち位置が不明確な感じですね。
東北には結構ありますけど全国的に見ると微妙な感じが・・・
価格も高くはないけど特段安くもなくですので、
先行きが気になります。

ということで、全体的なトーンは暗めでしたがまだまだ頑張っているモールです。
イオンの歴史を紐解きに一度訪れてみてはいかがでしょうか。
ついでに五所川原のエルムとセットで見てもらえばいい感じですよ。

イオンモール三川~地方巨艦店の地力~ [SC]

イオンモール三川に8年ぶりに行ってきました。
臨店は2015年6月29日(月)12:30頃です。
平日のお昼でしたが駐車場も半分弱は埋まってる感じで、
店内にも人が結構多く正直驚きました。

こちらは以前はイオン三川ショッピングセンター、
つまりイオン直営のSCでしたが先般のモール名称統一により、
イオンモールに運営が移管されイオンモール三川になりました。
売り場は4万平米チョイですから今となっては小型イオンモールです。
立地も酒田市と鶴岡市に挟まれた三川町にあり、
明らかに両市からの集客を前提としたSCとなっています。
と言っても再訪でして前回のブログはこちらになります。

前回も書いてますが今回も入店一番の印象は山形南だ!ってこと。
前回もおそらくイオンリテールの入口から入店したんでしょうね、私は。
高い天井、広い通路、イオンスタイルストア的な雰囲気、フルラインの品揃え、
2000年頃開店したイオンの匂いがプンプンします。
そういう意味では経年劣化を余り感じないSCでしたね。
未だにデジタルメディアのコーナーがあったりしますから。
家電コーナーですが、イオンリテールで家電売り場はかなり減ってます。
こういったルーラル立地でないともはやテレビを並べることは許されないのかも。

前回の訪問時は駐車場についてケチ付けていましたが今回は気にならず。
また、店内の床やトイレの表示なんかも、
なんやかんやと手を入れてメンテしてるのかな~と感じました。
いい年の取り方をしているようです。

今回一番感動(?)したのがイオンの売り場。
あくまで個人的な感想ですが、
久しぶりに完璧な売り場づくりを全店で行っている店舗に巡り会った気がしました。
2階の衣料・キッズ・ホビー売り場全てが主通路沿いにイオンバーゲンのハンガーPOP、
マネキンにはイオンバーゲンのたすき(メンズ・レディース・キッズ全て!)、
エンドにも統一POPを用いバーゲン一色です。
1階の住余ゾーンも同様。そんな中でもアウトドア用品をディスプレーしているなど、
季節感も押し出していまして非常に感動しました。
食品も等間隔でPOPがついているので数は多いのですがうるさくなかったですね。
きっと店長のマネジメントが行き届いているのでしょう。
このレベルで統一している店舗は見たことがありませんね。
このあとクリアランスもあるでしょうから、東北の皆さんには是非見て頂きたいと思います。

ただ、イオンの売り場で気に入らないのが1点ありました。
これも全店食品から衣料までですが、主通路にワゴン置いているんですね。
食品ならいざ知らず、住余の方はワゴンを置かれるとカートの邪魔。
特に食品以外はワゴンは見切り商品ですから、
それを通路に置かれるとバーゲンとは言えちょっとねぇ・・・
食品以外での主通路ワゴンは考えて欲しいものです。
ここだけは「売りたい!」という店の都合が押し出されて残念でした。

さて、モールの方も書きましょう。
こちらは子育て中の親子連れが目立ちました。
テナントも余り入れ替わってるような感じがしませんでしたね。
ユニクロが大型化しのが大きな変化、だったかな・・・
2階に雑貨店も複数入っているのでファンシー雑貨には事欠かず、
無印、フランフランが入っているがために雑貨が手薄なSCと比べて、
このやり方はアリかなと思います。

あと、自販機がみな背が低い。1200mmくらいでしょうか。
車いす、こども対応型とも言うべきか、イオン印の自販機が館内に並んでます。
ここまで高さを揃えているのも珍しいかと。
他のイオンでは結構高いのもあると思うんですけどね。
三川では何故か自然と目に入りました。

今となってはちょっと小型のイオンモール。
でも庄内地方のリーディングモールであることは間違いないようです。
月曜のお昼に集客が出来ていることで明白かと。
隣接地にアクロスプラザがありますので、補完的な集客がで来ていると思います。
イオンがカニバリを恐れずモールを出店しない限り安泰かな、そう感じたSCでした。

あべのキューズモール [SC]

あべのハルカスのお隣、あべのキューズモールにも行ってきました。
臨店は2014年10月30日(木)20:00頃です。
あべのハルカスを巡った後にいったのでさすがに歩き疲れました。

私の中で大阪で行ってみたかったのはなんばパークスと大阪駅のルクア、
そしてここあべのキューズモールの3つ。
規模も話題も大阪のトップクラス、そして皆ターミナル駅直近の大型SCです。
地方在住者としては駅前にこのクラスのSCがあるってないですからねぇ。
田んぼの中にイオンがあるか、山の中にアウトレットがあるか、ですから。

さて、そのキューズモール、さすが田舎のイオンとは違います。
東急不動産の物件ですが、2核1モールといった定型ではなく、
何とも形容しがたい箱ですね。3本の主通路が通るB1F、
大きな外部通路が建物内部に食い込んだ2F、巨大な吹き抜けを通路が挟む3F、
路面に専門店街が食い込んでる1F、などなど。
初めて行きましたが、初心者にはぱっと見覚えにくい作りのSCです。
が、イオンのように単純な両側に核を置こうとするSCと違い、
こういうオリジナリティのある作りでないと、
都会での「おしゃれ感」といいますか、「ハイセンス」といいますか、
まぁどっちも古い表現ですけど、そういった差別化がなければ
なかなか集客が難しいのが都市部の苦労するところでしょう。
そして、何より通路が広い!おそらく2間通路でしょうか、
田舎の農道より広いですよ。
おかげで臨店時間では賑わい感があまりなかったですけど。
ピーク時を考えるとこのくらい必要なのか、と前向きに考えました。

さて、テナントラインアップですがなかなか興味深いですね。
イトーヨーカドーが核テナント、なんでしょうがそれほど存在感がないんですね。
他にも東急ハンズ、エディオン、ユニクロ、ABCクラフト、セガと大型店が入ってます。
あとシブヤ109としていわいる109系ショップのゾーンもあります。
それらが上手く外周に配置されていてヨーカドー色を上手く消しています。
まぁメインの阿倍野駅からの地下通路から一番遠くにヨーカドーがあるのも
その一因だとは思いますけど。nanacoやセブンカードの宣伝もないからなおさら。
田舎でイオンかヨーカドーに行くことがほとんどの私にとっては新鮮でした。

そしてABCクラフト、手芸店ですがデカイ!
ハンズやユニクロと同サイズの売り場が手芸用品で埋まっているのは圧巻でした。
これはかなりの差別化ポイントですね。売上にどのくらい貢献するかは未知数ですが、
場所柄意外と売れてるんでしょうね。時間にも関わらずそれなりにお客さんいましたし。
あと飛んでたのが3階にあった「忍屋」。
SCではまずあり得ない戦国・忍者・和小物専門店。
売り場はごくごく小さいですが、こういうショップも成り立つんですねぇ。
ちょっと感動してしまいました。
他はヤングレディース向けのショップが安定のラインアップです。
ZARAやクリスピークリームドーナツなど人気のショップも取りそろえており、
感度の高いSCを意識しているんでしょうね。
まぁ売れてるSCだからそういった最新人気ショップも入ってくれるんでしょうけど。

ただ、残念なのがイトーヨーカドー。
2階の衣料品ゾーンはとくにまんまヨーカドーです。
天井も高い(おそらく4mかな?)売り場が相変わらず雑然としています。
どうしてヨーカドーはこんなに衣料の売り場がダサダサなままなんでしょうか?
売り場がのペッとしてメリハリがなく、通路も狭い。
天井までの空間もただ見晴らしがいいだけ。
空間ディスプレーとか、売り場の色使いとか、陳列とか、工夫が欲しいです。
衣料品売り場はイオンスタイルストアのほうが格段にいいですね。
1階の食料品は活気があってよかったです。
レジもレジ待ちが出来るほど並んでしましたし、
商品の回転もよく見切りもうまく行って売り切りも順調な感じ。
ただ、場所柄か価格は若干高めでしたが仕方ないでしょう。

近隣に大型SCが多数立地する中でコアなファンを持つキラー店舗を出店させ、
なおかつ大型テナントと小型テナントを両方揃えられる売り場を持ったSCでした。
都市部ではどうしてもワンフロアが小さく多層階になって売り場を稼ぎますが、
ここはワンフロアに十分な面積があるので、大型テナントを揃えられたわけで、
開発したデベロッパーに先見の明があったと思います。
ただ、これ以上フロアが増えていたらテナントが集まったか微妙なところ。
競合もありますし、結果的に適正なサイズのSCだったことが売上で証明されています。
いいですね、こういうSC。これからも頑張って欲しいです。
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