So-net無料ブログ作成

さらばダイエー~イオンのグループ再編最終章その1~ [提携・M&A]

イオンがダイエーの完全子会社化を発表しました。
イオンのリリースはこちら
昨年持ち分法適用会社から子会社化していましたが、
結局1年あまりで完全吸収の道を選びました。
業績の悪化はとどまるところを知らず、丸紅も折れざるを得なかったんでしょう。
まぁ丸紅もこれで精算済んで一安心というのが正直なところかも知れません。

イオンは株式交換でダイエーを完全子会社化し、
イオンリテールに吸収する方針。
また、イオンリテール(GMS)の事業・エリアと被らないGMS・SM事業は
各地域に展開する子会社と一緒に再編するそうで、
実際イオン北海道が再編へ向けた協議入りを発表しました。

記者会見ではダイエーの店舗ブランドが2018年をメドに消滅する、
という岡田イオン社長の発言が注目を集めていました。
まぁダイエーは元・小売業売上No.1の企業だったわけですから、
「盛者必衰の理をあらはす」を地でいきましたねぇ。
ピーク売上3兆円を越えた企業が10年ちょっとで8000億円まで激減したわけで、
そりゃいくら何でもだめですな。

店舗網も北海道、東名阪、九州に点在し効率は悪いし、
GMSが中途半端に残ってSMに完全に業態転換しているわけでもないし、
店齢は古いし改装は追いつかないし、誰がやっても厳しい状態には変わりなし。
ならばイオンに吸収されて資金を投入された方が復活は可能性が高いのは自明の理。
最大の敵は「ダイエー」の看板が亡くなるという感傷だけだったと言えるでしょう。
岡田社長はそこをあっけなく記者会見で打ち破ったわけで、これは見事だと思います。
なかなか言えませんからね、こういった発言は。
それに後出しするよりもタイミングはよかったと思います。
まぁ関東関西のイオングループのSM各社は自社のブランドが変わることを
記者会見で知ることになってしまいましたけどね。

で、私はダイエーブランドよりも、株式交換での子会社化に注目しています。
イオンはこれまで株式取得によるグループ化を進めてきました。
マルナカにしろ、オリジン東秀にしろ、マイカルやダイエーもそうです。
それに対し、セブン&アイは大物は株式交換でやってきましたよね。
そごう西武のミレニアムリテイリング、ヨークベニマルではそうです。

株価の違いがそうなったと言えますが、イオンが戦略を変化させるのか注目しています。
これまでのようにキャッシュを流出させるのに耐えうる財務状況ではない、
というよりはキャッシュを改装など本業に投資したいと言うことだと思いますけど。
今回は交換比率も1:0.11程度とかなり有利なのも聞いてるとは思いますが、
今後も株式交換でグループ化を進めるのか注目しています。
だって、そうすればさらに空中戦が進みそうですから・・・

そしてダイエーの子会社を見て思いました。
もうOPA(ファッションビル)しか残ってないですね、実質的に。
グルメシティが関東と近畿にありますが、あとは付帯業務の会社のみ。
プレスリリースではOPAとファンフィールド(アミューズメント事業)が
統合効果を高める例として挙げられていましたが、あとはないんですもの。
中合(百貨店)はどうしますかね。イオンもちょっと悩みそうです。
百貨店はイオンも持て余してますし、しかも店舗が東北でハードルは高いです。
その他の子会社はイオンの子会社に吸収して終わり、ですね。

セゾングループはそれを思うと優秀でした。
西武百貨店、ファミリーマート、西友、ロフト、無印良品、みな残ってますもの。
セゾングループはなくなりましたがグループ企業は生き残った、
ダイエーはグループごと無くなった、この違いは大きいと思います。
日本の流通革命をおこしたダイエーは、革命とともに終焉を迎えたようです。
しかし、歴史に名を残したことは事実です。
だから平家物語の世界なんでしょうけど。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

メッセージを送る