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ニトリの一斉値下げ~ぶれない販売政策~ [販売戦略]

ニトリが850アイテムの一斉値下げを発表しました。(リリースはこちら)
ニトリはもう何回目でしょうか?結構繰り返し一斉値下げを行っています。

一斉値下げと言えばGMSの十八番の販促策といえるかもしれません。
一時は2600とか3400とか値下げ品数を競った時期がありましたし。
イトーヨーカドー、イオン、ダイエー、西友・・・みな遅れるなと一斉にやりましたね。
ただ、GMSはほとんどが期間限定の値下げだったと思います。
GMS各社も一時的に値下げするといっても、
チラシ期間とかではなく月単位、長ければ半年とかやってましたから、
結構気合いが入っていたのは確かです。
でも、GMSやSMって定価があってなきがごとしですからね。
POPがついていないと値下げだったのかどうか微妙な商品が多くありました。
値下げ幅も5円、10円といったものもそれなりにありましたし、
個人的には微妙な販促策だと思っています。
それに一時ほど行われていませんしね、最近西友がまたやりましたけど。
イオンは「トップバリュbyベストプライス」という低価格PBを投入するという
荒技を繰り出したりしましたが、その後は一斉値下げという販促は静まっていました。

ニトリは当時から一斉値下げに参戦していましたが、
GMS各社と違うのは期間限定ではなくていわば定価を下げる値下げなんですよね。
今回のリリースにもありますが、「全工程を一括で管理することで可
能となる、様々なコストダウンの成果をお客様に還元すべく」一斉値下げに打って出ると。
家具デジタル家電のように次から次へと短いサイクルで性能が上がり
既存商品が急激に価格下落している訳ではありません。
ニトリはそういう成熟した商品を自社の「製造物流小売業」としての特色をいかし
値下げを行うというわけですから、仕組みとしての値下げを実現しているわけです。
しかも、この手法が下火になっている中で継続するのですから。
ただ、一部地域手でテストマーケティングをしていた、
というのに若干の戸惑いも感じられます。
でも、最終的にまた打ち出してきたわけですから、
まだまだ有効な戦略だと認識しているわけですね。

これって単純にすごいことですよね。
ただ単に仕入れ原価を叩くわけでなくて、安く作り安く運び安く販売するシステムを確立し、
継続的に原価を下げるから売価を下げるというまっとうな商売をしているわけです。
SPAだったら当然ではないか、といわれそうですが、それを出来ない企業が多いわけです。
SPAでも無印良品なんかは昔から一部定番商品の価格見直しを行っていました。
ユニクロのようなアパレルは季節商品の塊なので値下げといっても毎年微妙に違うわけで、
機能を上げつつ価格据え置き、のように単価を維持したいのが透けて見えます。
だいたい単価下落を喜ぶ流通業者はいませんし。
その中で定価を値下げし続けるという販売戦略は異端で目立つわけです。

ただ、どこまで一斉値下げをニトリが続けられるのかな?
という疑問はあります。いずれ壁にぶち当たるときがくるはず。
そのときどういった手を打つんでしょう・・・
為替が円安に振れたときどうするかが直近の心配ごとでしょう。
まぁまだしばらく余裕がありそうですし、当面は値下げの恩恵に浴すとしましょう。
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