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イオンバイクの独立~イオン新戦略の先兵~ [業界話]

イオンがこのほどイオンリテールからイオンバイクを切り出し
新会社を設立することを発表しました。(リリースはこちら

イオンが売り場の専門店かを進め、GMSやモールSC内でのインショップだけでなく、
路面店の出店も促進して新業態の開発を進めています。
今のところ酒販のイオンリカー、自転車のイオンバイク、雑貨のR.O.Uがあります。
イオンバイクは独立第1号となるわけです。めでたしめでたし。(イオンにとってですが)

以前ダイエーが不振に陥ったときCVC(カテゴリー・バリュー・センター)という
今のイオンと同じように各売り場をインショップ化して独立性を高め、
業績立て直しの切り札にしようとしたことがありました。
また競争力を失った売り場を埋めるべくダイエーが招いたのがg.u.ですよね。
が、ご存じの通りCVCは全くの画餅に終わり、ユニクロだけがg.u.を軌道に乗せました。
うまくロープライスラインを扱う専門店として育てたユニクロもずいぶん苦労しましたが・・・

また、あまり知られていませんが、マイカルになる前のニチイも同じようなことをやろうとしていました。
GMSは業績に陰りが見られるとすぐ売り場を専門店化しようとする遺伝子があるんでしょうか?
これまでのところ、GMSが切り出して成功した専門店といえば、無印良品とロフトしかありません。
そういった意味ではセゾングループはインキュベーターとしてはかなり優秀でした。
西友だって西武百貨店から切り出した訳ですし、セゾンカードだってそうですよね。
セゾングループはなくなっても、主立った企業は皆生き残っているのが
ダイエーグループとの大きな違いですね。バブルで解体されたのが残念です。

おっと、またしても恒例の脱線が長くなりました。
で、イオンはそういった先例を乗り越えるべくまずはイオンバイクの切り出しに成功しました。
まぁイオンバイクも元々はイオン九州が始めた業態ですよね。
スタート時はイオンサイクルショップでしたっけ?
それをイオンも取り入れて一気に拡大に転じました。
規模の経済が働いたといえるかもしれませんが、
自転車販売のあさひが展開する地域が限られているので、
地方に強いイオンが自転車販売で大きな力を持つのはそのSCの多さが有利に働きましたね。
イオンリカーが次の候補になるでしょうが、やまやというグループ企業との棲み分けが
問題になりそうですから、どちらかというとR.O.Uがほんとは育ってほしいところ。

やまやがでましたが、イオンは提携戦略で専門店をグループ化してきました。
これまでのイオンの専門店は3タイプに分かれます。
外国から導入して子会社が運営する形(スポーツオーソリティ、ローラアシュレイ、ボディショップなど)から、
国内の有力専門店と資本・業務提携する形(やまや、イオンペット、ニューステップなど)、
そして直営の売り場を切り出すイオンバイク形式が最新です。
これに既存企業をM&Aで子会社化するのを交えれば4タイプでしょうか。
まさに硬軟織り交ぜてですが、やはり大きくなると独力でやりたがりますね。

セゾングループしか成功してこなかった専門店化に成功するか、
これまでの戦略が無にならないためにも、そしてイオンがこれからも流通業界で
存在感を失わないためにも、是が非でも成功したい戦略です。
これから2の矢、3の矢そしてどこまでつつけることが出来るか、注目です。

2012.11.5
CVA→CVCへ修正。誤記でした。
CVC(カテゴリ-・バリュー・センター)ですね。CAVってなんだ?と反省しております。
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