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オフィス・デポ・ジャパンの売却~根付かなかったオフィス用品店~ [専門店]

オフィス・デポ・ジャパンのカクヤスへの売却が発表になりました。
オフィス・デポといえば、アメリカ最大手の文具チェーン。
1990年代後半に、オフィス・マックスとほぼ同時期に日本進出を果たし、
着々と日本市場を攻略し・・・とはならず、
アメリカ本社が日本の子会社株を手放し、事実上の日本撤退ですね。
カクヤスという首都圏で展開する酒類販売店が買収するとのこと。

日本に登場したのは、イオンが郊外にモール型SCの開発を本格させた時期で、
ちょうど日本で専門店がSCのテナントとして注目を集めていた時代でした。
イオンもオフィス・マックスと提携し店舗展開を進めました。
オフィス・デポはデオデオと提携しこちらも店舗展開を図っていました。
しかしながら、オフィス・マックスは2001年にあえなく会社精算で撤退、
オフィス・デポも2009年に店舗事業から撤退し現在は通販のみとなっていたとのこと。
オフィス・マックスが撤退した時点で、文具チェーンは無理なのかな、
という感想を個人的に持っていました。

オフィス・マックスは四日市と郡山に行ったことがありましたが、
品揃えはいいし、値段もそれなりに安い所でした。
ただ、明らかに客の入りは悪く、チョッとキビシイかなという感じでしたね。
やはり文具というのは大量に購買するものではなく、
必要なものがちょこちょこ発生するもので、
しかも単価が安く数円、数十円の差なら近場の小売店で十分なのが実情でした。
事務所の新設や、新学期用に学校がまとめ買いするといった場面であれば、
かなり使い勝手の良い店舗でしたが、普段使いする店舗では無かったですね。
それこそ毎日学園祭があるとかなら学校需要を取り込めたでしょうけど。
日本では、学校の前にある小さな文具屋さんとコンビニ、書店で用が足りてしまい、
専門店を必要とするまでの文化がなかったと言うことでしょう。
重量物も、アスクルに代表される通販系の企業ががっちり押さえ、
リアル店舗で代替するというもくろみが崩れたというのも大きいですね。
実際、オフィス・デポが通販型に転換していたというのも、
リアル店舗の限界と通販型の利点を認識した結果であるといえるはず。
国外の流通企業はやはりローカライズをしなければ
うまくいかないという一例になってしまいました。

しかし、プラザがミニプラ、ロフトも小型店舗を展開し、
東急ハンズも小型店の開発に取り組んでいます。
イオンのR.O.U.、ヨーカドーのtanosiaといったショップが開発されているのを見ると、
まだ小型文具店なら可能性があったのではないかな、とも思います。
ただ、前述の企業はファンシー文具なのでオフィス文具とは違いますけど。
でも、日本流でファンシー文具で顧客を獲得し、
徐々にオフィス文具へも誘導するような形で複数業態を展開していれば
また違った展開になったのではないかと思うんですよね。
日本人はかなり文具好きだと思います。
小中学生の筆箱はただせさえカラフルなのに、
職場でも結構いろいろな文具があふれていますよね。
ファンシー文具を取れなかったのが敗因だったのかな、
と個人的に残念なニュースでした。

しかし、まだまだ通販サイトは残るみたいですし、
カクヤス店舗のオフィス・デポへの業態転換も検討される模様です。
日本でも文具ショップは成り立つということを証明できるか、
日本企業によるローカライズの進化に注目したいと思います。
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